鐘の鳴る丘 | 花やっこ

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鐘の鳴る丘

 

  戦災孤児のお話 番外編です

 

 戦後 NHKラジオドラマで「鐘の鳴る丘」というものが、大変人気を呼びました。このドラマにまつわる話です。

 品川博さん 昭和21年ラバウルから復員。東京・上野駅でうごめく悲惨な戦災孤児の姿を見て「戦争で拾った命を子供たちにささげよう」と決意するのです。
そして「鐘の鳴る丘」が実際に話だと思い、そこで仕事をしようと、NHKに出かけるのです。この話はフィクションだと聞いて唖然としたそうです。ところが、そこへ丁度作者の菊田一夫が現れて、力を貸し、資金を集めて、前橋に施設を作るのです。
 現在も福祉法人としてご子息が引き継いでいます。

 

社会福祉法人鐘の鳴る丘愛誠会  案内文より

 鐘の鳴る丘愛誠会が運営する少年の家は、戦後、昭和22年に復員してきた品川博氏が家の無い戦災孤児5名の少年とともに家作りを始め、上野駅地下道省線車内に寝泊まりしながら靴磨きをし、知人親戚縁者を頼り、5か月後、念願の家を前橋市文京町(高田町)に借家として持ち、その後買い取り持ち家にすることができました。 その後、県より施設として認可され、児童の増加により手狭になり、旧大胡町の小高い土地を購入し、2年間、冬休み夏休みは毎日リヤカーで当時の私(品川道雄)11歳をはじめ、石川敬子氏、松岡千恵子氏、石井良夫氏16歳、松本功氏15歳、谷内保夫氏11歳、鈴木三郎氏11歳、河内春吉氏10歳の児童たちが片道12キロを歩き、開墾し、念願の立派な家を建設することができました。


 これも、皆様の暖かいご支援とご理解ご協力が在ったからこそと感謝に堪えません。昭和28年12月、(株)研屋 清水一郎氏より多額のご寄付(当時300万円)により清研寮の新築建設が着工できました。その後、3回改築を実施し、先代より受け継いだ開拓精神を今も継承しながら、お陰様で創立70周年を迎えることができました。
 現在は、特別養護老人ホーム、デイサービスセンターの3施設を運営しております。
 今後も子供達や老人の幸せの為、役員一丸となって日々邁進する決意です。
何卒変わらぬご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

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