今日は骨髄移植とは関係ないことを書きます。

 

私は今東京に住んでいますが、実は小学校の3年生まで大阪に住んでいました。

大阪といっても全然都会ではなく、近所には畑や田んぼが沢山ありました。

私の幼少期の思い出はたくさんの小動物と遊んだ思い出があります。

春には近所のキャベツ畑に無数のモンシロチョウとモンキチョウがフワフワと宙を舞います。

虫取り網で籠一杯になるまで蝶々を捕まえて、帰る時に一斉に野に放ちます。

夏にはカエルやザリガニを捕まえて遊びます。

ザリガニの巣穴に肘まで腕を突っ込んでザリガニを引っ張り出します。

誰が一番大きいザリガニを捕まえられるかの競争が自然と始まります。

自分より大きいザリガニを捕まえた友達が現れると一目散に田んぼに戻って、手当たり次第にザリガニの巣穴を物色します。

カエルで遊ぶときは、誰のカエルが一番遠くに飛べるかの競争です。

カブトムシとクワガタムシを捕まえに山に行ったこともあります。

一日中探してもカブトとクワガタが取れなくて、カナブンを100匹位捕まえて自宅に持ち帰ったこともありました。

勿論母には叱られます。

 

秋にはバッタやカマキリが大きな成虫になる時期です。

体長15センチにもなるショウリョウバッタがバタバタと音を立てて野原を飛びます。

それを追いかけて行って大きな獲物をゲットします。

その獲物のキック力はトノサマバッタのキック力より一段上で、蹴られると結構な衝撃が手に響きます。

「いてぇ~」と言った後大笑いをします。

 

カマキリは捕まえると私を威嚇してきます。

「なんだこの野郎ビックリマーク これ以上近づくとこの鎌で挟んでやるぞビックリマーク」と言っているようです。

その勇ましい姿が私は大好きでした。

そのカマキリにコオロギを捕まえてきて渡してやると、鎌にコオロギを挟んでムシャムシャと食べ始めます。

その捕食の姿を観察するという、残酷な遊び方もしていました。

 

冬には生き物がめっきり減ってしまうので、野球をしたり誰が階段の一番高いところから飛び降りられるかの競争をしたりして遊びます。

 

そんな幼少期の思い出がいっぱいある故郷の大阪。

緑の大地に舞う白と黄色。

私と楽しく遊んでくれた生き物たち。

その思い出は動画ではなく、一枚の絵として自分の中に残っています。

皆様にも自分だけにしかない美術館や博物館があるのではないでしょうか?

私はそんな思い出がいっぱいある故郷をもう一度見てみたいなぁとずっと思っていました。

 

行ってきました。

一昨年の夏休みに。

38年前の生まれ故郷を見に。

家族4人で大阪旅行の決行です。

 

その話はまた明日することにします。