コバノイチヤクソウ(小葉一薬草)
<学名:Pyrola alpina Andres>
ツツジ科 イチヤクソウ属 常緑多年草




(かつてはイチヤクソウ科とされたが、
イチヤクソウ科は新しいAPG植物分類体系では
ツツジ科に含められている。)



本州の中部以北、北海道の亜高山針葉樹林の
林床に生育する多年草。根茎は細長く横にはい、
匐枝をだす。

北八ヶ岳で見たものです。


撮影日 2016.7.17: 長野県

葉はやわらかく深緑色で、イチヤクソウよりも小型で
ツヤがない。長さ1.5-3cm、幅1.3-2.5cmの広楕円形
または円形で、長さが幅より長く、先は円いか短く
とがり、縁にはとがった短い鋸歯がある。
(葉が縦長の楕円形であることがマルバイチヤクソウや
ジンヨウイチヤクソウとの区別点。)



花期は7~8月。葉の間から高さ 10~15 cm の花茎が
伸び、直径 1.3 cm ほどの花が総状花序に3~7個つく。
花茎にはときに線形の鱗片葉が1枚つくが、ない場合も
ある。がく裂片は5個、合がく先の尖った三角形、長さ
幅とも約 1 mm。
花冠は白色、合弁で深く5裂し広鐘形になり下向きに咲く。
雄しべ10個、葯は孔開裂する。
雌しべは1個、花柱は湾曲し長さ 6~8 mm、柱頭は小さく
5裂する。





和名の由来は、同属のイチヤクソウに似るが、
葉が小型
であることによる。