オオヒキヨモギ観察地周辺で群生していたボロギクです。

ダンドボロギク(段戸襤褸菊)
<学名:Erechtites hieracifolia (L.) Raf.>
キク科 タケダグサ属 一年草


      撮影日 2024.8.12: 群馬県

昭和8 年に愛知県の段戸山で発見されたのてダンドのボロギクということらしいです。
北アメリカ原産の帰化植物で以前はちらほら見かけるだけだったのですが最近は
群生しているのを見かけるようになってきました。


1mぐらいに成る大型の草で後述するベニバナボロギクに似ていますが、
花が白の筒状花で葉が茎を抱き、蕾がうな垂れない   点が特徴です。



若いうちは食べられるそうでノボロギクのようにクセが無いとか・・・

ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)
<学名:Crassocephalum crepidioides (Bentham) S. Moore>
キク科 ベニバナボロギク属 一年草

      撮影日 2024.8.12: 群馬県

アフリカ原産の帰化植物で前述のダンドボロギクに似ていますが葉が茎を抱かず
蕾がうな垂れる点・筒状花は紅(赤い)ことで区別できます。

1946年に九州北部で見出され50年代には九州全土・その後本州にも広がった
帰化植物です。一秋の地元では山道端にたくさん群生が見られましたが、
高いところでは鹿の摂食によって全く見られなくなっています。


熱帯地方や中国では食用として利用されているそうで中国名を『革命菜』とか・・・

ボロギクの名は、種子の綿毛の様子がぼろ布を散らかしたようだから、
とする説も流布されている