前に記事にした マルミノヤマゴボウ が、ひときわ綺麗に真っ赤になっていました。


マルミノヤマゴボウ(丸実の山牛蒡)
<学名:Phytolacca japonica Makino>
ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属 多年草

 



                撮影日 2024.8.12: 群馬県

【環境省指定】 ━
【群馬県指定】 絶滅危惧 絶滅危惧ⅠA  (絶滅に瀕している種)
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。

関東地方以西?九州の山の木陰に生える。茎は太く、緑色、果期には赤味を帯びてくる。
葉は互生、長楕円形~卵状長楕円形で先が尖り、全縁、無毛。
花期は6~9月。花序は直立し、やや円錐花序につき、次第に真っ赤な棒状になる。
花には花弁がなく、萼片が5個、初めは淡紅色だが、花柄とともに真っ赤になる。
果実は心皮が8個、合着して球形になり、熟すと黒紫色になる。

実が赤く色づいたのかと思えますが、実は実はもうすっかり散ってしまったようです。

がくの部分などが赤く色づいたまま残っているようです。

 

            以前撮った実の様子


             撮影日 2019.8.11: 群馬県

 

 

 

花の記事に書いたのですが
他の草がない道端に唐突に見かけるのです。
以前はたくさんのいろいろな植物たちが繁茂していたのですが、すっかりはげ山に
なってしまったのです。そんな道端に生えているのはこのマルミノヤマゴボウ他 
フタリシズカ マツカゼソウ テンナンショウ類 オオバノイノモトソウ等です。
沢山の植物が消え、残っているこれら数種類が目に付くようになってきました。
山の上に見られたニッコウキスゲの群落は花がほとんど見られなくなってしまいました。
はげ山になってしまっています。

原因は
 鹿の食害 なんです。
話は聞いて知ってはいましたが、 鹿の食害がこんなにすさまじいとは思いもしませんでした。
木々の間に下草は全くなくなってしまっています。