高原で道端の草むらに沢山咲いていました。

撮影日 2024.8.3: 群馬県

最も身近な蘭です。

 

 



ネジバナ( 捩花 )
<学名:Spiranthes sinensis (Pers.) Ames var. amoena  (M. Bieb.) Hara>
ラン科 ネジバナ属 多年草




日本全国の土手や芝生野中、公園等人の生活圏に近い所で最も普通に見ることが
できる蘭です。

花の綺麗な雑草として扱われ、昔から愛でられ、流行したことも
あります。やや湿った日当たりの良い草地などに生育している小型の蘭です。
葉は柔らかく厚みがあり、ロゼット状に根生する。冬期は楕円形だが
生育期間中は細長く伸びる。太く肥厚した根は、細めのサツマイモといった形で
数本を束生する。

花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつける。

花は真横に向かって咲く。花茎の高さは10-40 cm。花は小さく、5弁がピンク、
唇弁が白、距はない。

花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、
花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並ぶことになる。
この螺旋は右巻きと左巻きの両方がある。



花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体などもある。

花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来で
「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草」とも呼ばれる。
別名 モジズリ(綟摺)