味噌川草の名は木曽川源流部の味噌川に由来しています。

ミソガワソウ(味噌川草)
<学名:Nepeta subsessilis Maxim.>
シソ科 イヌハッカ属 多年草



撮影日 2024.8.3: 群馬県(野反)

亜高山帯の草地や深山の渓流沿いなどに生育し、群生することが多い
大型の高山植物です。


北海道、本州の中部地方以北・奈良県、四国の石鎚山に分布。
茎は四角形で、細毛が生え枝分かれしないで直立、高さは50-100cmになる。
葉は対生、広卵形から広披針形、長さ6~14cm。葉先は細くとがり、
縁には鈍い鋸歯がある。葉をもむと独特の臭気がする。

花期は7~8月。上部の葉腋ごとに数個の花をつける。萼は緑色の筒形で、
長さは8~10mmになり、5裂して裂片は線状披針形になり、先が鋭くとがる。


花冠は紫色で、長さ25-30mmになり、唇形で筒部が長くふくらみ、
上唇は浅く2裂し、下唇は3裂して中央裂片に紫色の斑点がある。
雄蕊は4個あり、上側の2個が長い。