今の時期はあちこちで見かけます。

アヤメ(菖蒲、文目、綾目) 
<学名:Iris sanguinea Hornem.>
アヤメ科 アヤメ属 多年草



海道~九州の山野の草地に自生し、高さ40~60cm程度。
多数の茎が株立ちになり葉は直立し、短く這う根茎からは多数の
ひげ根が伸びています。
(湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に 
見られる植物で、他のアヤメ属のノハナショウブやカキツバタのように
湿地に生えることは稀です。)

撮影日 2024.6.22: 長野県(志賀高原)

5月~6月ごろ茎の先端に径8cmほどの紺色の花を1~3個付ける。 
花茎は分岐しない。

外花被片(前面に垂れ下がった花びら)は広倒卵形、網目模様があるのが
特徴で、和名の元になっている。
内花被片は長楕円状披針形で直立、長さ約4cm。 花柱の先は2深裂し、
裂片には鋸歯がある