オオマツヨイグサの隣で咲いていました。

マツヨイグサの仲間と同じ夜に咲く花です。

 


オシロイバナ(白粉花、白粧花)
<学名:Mirabilis jalapa L.>
オシロイバナ科 オシロイバナ属 一年草




撮影日 2024.6.20: 群馬県

南アメリカ原産で、日本には江戸時代始めごろに渡来。
観賞用に栽培されるが、広く野生化もしている。
よく枝分かれして灌木状となるが節がはっきりしていて、木質化はしない。

花は赤、黄色、白や絞り模様などで夕方開き、芳香がある。このため和名としては
ユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれるが、この名はアカバナ科のものにも使われて
いるので注意を要する。


夜間に開き花筒が長いので口吻の長い大型の夜行性鱗翅目でなければ吸蜜は
困難であるため主にスズメガが吸蜜し、送粉に関わっている。

夜に咲く花は蛾によって媒介されるものが多いです。

花弁はなく、花弁に見えるのはがくで花の根元にある緑色のがくのようなものは
総苞である。

 

    同じオシロイバナ科のブーゲンビリアなんかも似たような花の造りです。    

   
                                         

 

花の中を覗いてみると、蕊が丸まっているのが分かります。

オシロイバナは朝になると伸びていた蕊が丸まって自花受粉しようとします。

虫が来なかった時の保険のようなものなんでしょうね。

 

果実はがくの基部に包まれたまま熟して全体が黒い種子のようになる。種子の中には
粉状の胚乳があり、これからオシロイバナの名がついた。


根はいも状になり、暖地では冬に地上部が枯れてもこの地下部が生き残り次の年に
根から芽を出す。

 

良く庭に植えられていることが多いオシロイバナですが、いろいろと面白い特徴を持っているものです。

(オシロイバナの花色とメンデルの遺伝の法則に付いて調べてみると面白いですよ。)