コヒルガオが沢山咲きだしていました。




 

コヒルガオ(小昼顔)
<学名:Calystegia hederacea Wall.>
ヒルガオ科 ヒルガオ属 蔓性の多年草


本州~九州の日当たりのよい草地や道ばたにふつうに生える蔓性の多年草。
地中に白色の地下径を伸ばして増え、蔓はほかのものにからみついて伸びる。
種ができることが少なく、主に栄養繁殖で増え広がっていきます。
(たくさん花が咲く割には種ができることが少なく、地下茎があちこちに
伸びて、途中から新しい芽を出して増える栄養繁殖をしている。)


葉は互生し、長さ3~7cmのほこ形で基部が耳のように横に張りだす。
この張りだした部分が2裂するものが多い。葉先は普通、鋭頭。
(葉の形はかなり変化に富んでいて、葉の形では両種を区別することは
できません。あくまでそのような傾向があるというだけです。)

花期は6~8月。葉腋から長さ2~5cmの花柄をだし、淡紅色の花を1個つける。
花はロート形で直径3~4㎝、五角状になることが多い。蕾は螺旋形に
巻いている。

花は夜明けとともに開き、夕方には命を終えてしまう一日花で、
毎日、次から次へと花が咲くので、同じ花が咲いているように見えるが、
花の命はたった一日限りです。萼は5裂し、大きな苞に包まれている。

花柄の上部には縮れた狭い翼があるのが特徴。


*****  よく似たヒルガオとの識別について  *****
両種を確実に区別できる決定打があります。それは花柄です。
花の首の部分を見てください。
ヒルガオの花柄はつるっとしていますが、コヒルガオの花柄には
必ず縮れが出ます。ここが両種を区別する、確実な相違点です。

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          朝咲く朝顔に対して、昼にも咲いているので昼顔の名付いている。
          小昼顔の名は昼顔より全体が小型であることに由来する。

何故か「雨降り花」と言った、雨と絡めた地方名が多い。