オオヒキヨモギ(大引蓬)   【 群馬県絶滅危惧IA】
<学名:Siphonostegia laeta S.Moore>
ハマウツボ科 ヒキヨモギ属 半寄生植物

 

 

 

 【環境省指定】絶滅危惧Ⅱ類 (絶滅の危険が増大している種)
        現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来
        「絶滅危惧Ⅰ類」のランクに移行することが確実と考えられるもの。                  
 【群馬県指定】絶滅危惧 絶滅危惧ⅠA  (絶滅に瀕している種)
         ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。


関東~中国地方)、四国(瀬戸内海側)、中国地方に分布

低山や里山の日当たりの良い乾いた草地や崩壊地、崖地などに生える半寄生の1年草



撮影日 2020.08.12: 群馬県


高さ30~70㎝茎は斜上し、全体に開出した腺毛が生える。


 

葉は卵形で、深裂する。下部では対生し、上部では互生し、
葉柄には翼がある。


 

花は8~9月葉脇に1個ずつつき、萼には腺毛が密生し、先が5裂する。
萼筒は長さ1~1.5㎝。
花冠は灰黄色で上側は暗紫色


 

++*++ ++*++ 『群馬県レッドデータブック2012植物編』から引用  ++*++ ++*++
『土壌が薄く乾燥しやすい場所に生育し、異常気象によって枯死や衰退することがある。
 また、植林によって被陰されると消失する。』としています。

 

群馬県レッドデータブックでは、
群馬県内を5地域に区分し{生存(○)、現状不明(△)、絶滅(×)、記録なし(空欄)}   
で分布状況が表示されています。

 

オオヒキヨモギの分布状況は
利根 : (記録なし) 吾妻 : (記録なし) 中部 : (記録なし)   西部 : ○   東部 : (記録なし) 
となっています。

上に載せた写真は 西部 で撮ったものです。


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こちらもご覧ください。   オオヒキヨモギ~2020~⇒