北海道から九州の池や沼などの水辺に生える植物。
夏に茎を伸ばし、円柱形(ソーセージのような形状)の穂をつける。

     撮影日 2019.08.03: 群馬県

 

 ①ガマの語源
  ガマは漢字で書くと「蒲」    朝鮮語のカムからきていて、
  材料という意味があります。
  ガマの葉を使って敷物などを作っていたといわれています。
  その材料ということから朝鮮語のカムがガマとなったといいます。

 ②因幡の白兎
  花粉は生薬としては蒲黄(ほおう)と呼ばれイソラムネチン、

  α-ティファステローム、β-シトステロール、ブドウ糖などの成分が含まれる。

  蒲黄は止血や傷損(すり傷)に効くとされ
  『古事記』の因幡の白兎の話では、毛をむしり取られた兎に、
  大国主命が蒲黄を取って敷き散らし、その上に転がるよう教えた
  という話は有名です。

 ③「かまぼこ」の語源「蒲の穂」である。  
  
当時のかまぼこは現在と形が異なり、細い竹にすり身を付けて焼いた
  食べ物を指していました。(現在のちくわにあたる。ちくわと蒲の穂は色と形が
  似ている。)ガマの穂に似ていたので ”がまのほ” ⇒ ”カマボコ”
  となったといわれます