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ナイル川は壮大だった。
思い描いていたよりずっと大きくて広い。
霧が降りていた。
まるで幻想の世界のように思われるほど美しい。
整備もされておらず水も澄んでいる。
生まれ初めて見る景色だった。
大きく息を吸い吐いた。
当然空気も美味しい。
涙が出そうになるのを堪えるのが大変なほど感動した。
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「パピルスの詩」より
※画像おかりしてますm(__)m
夜とはいえ、月や星の光で何とか歩けた。
土は乾燥している。
だが川が近くにあるのか、草と木が生い茂っていた。
現代の都会のように電灯はないので、さすがに足元は心細い。
突然眼の前に大きな川が広がった。
背の高い葦が茂っていて、どこから川なのか見当も付かない。
これ以上進むのを止め、葦の生える水辺に身体をを転がした。
天の川が手の届くような近くにあった。
こんな美しい夜空は初めてだった。
天の川の中を流星が雨のように降って、泳いでいた。
涙が止まらない。
こんなに地球が美しいと知っていたら死にたいだなんて思わなかったかもしれない。
都会の空はそこに住む人々の心と同じように、灰色そのものだ。
どうせ死ぬならここで死にたいと願わずにいられない。
アルは声を出して泣きたくなった。
子供のころはいつも大声で泣いていた。
こんなふうに泣けたのは何年ぶりだろうか。
思いっきり大声で泣いた。
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「パピルスの詩」より
※画像おかりしてますm(__)m
God Bless You