暗黙の了解 | 虹の約束♪

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「いつも喜んでいなさい・・・」

・・・

 

女の足で砂漠を行くので、ラーモセには到底追いつかない。

アルは慣れていないのでなおさらだ。

それでもひたすら歩いた。

 

 

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・・・

 

「彼らの仕事の内容を知っているの?」

 

アルはかぶりを振る。

 

エセは話すべきか迷っているようだった。

 

・・・

 

エセはとうとう諦めた。

「彼らのアケトはテーベでは有名だって話したわよね。

神出鬼没で百戦錬磨、砂漠の狼とも呼ばれているわ。

誰もその実態を知らない。彼らは即ち盗賊なのよ」

 

アルはさすがに息を呑んだ。

 

 

 

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「主に狙いのは金持ちの貴族や商人たち。

しかし彼らには特別な掟があって、人を殺したり傷つけたりはせず、

持ち物全てを奪わずに、半分だけを頂くという規定を守っているの。

余波の盗賊たちとは少し違っているのよ。

だから、砂漠を行く商人たちは初めから彼らに護衛を頼む者もいて、

アケトに通行料を支払い、砂漠を無事に旅する商人たちもいるわ。

砂漠には様々な盗賊がいるから。

暗黙の了解で盗賊たちも自分たちの領域を越えたりしないみたい。

テーベの官僚たちもそれを見て見ぬ振りをしているわ。

サブたちが彼らに貢物をしているからよ。

だからその官僚たちから、サブたちアケトは情報をもらうのよ。

でも最近、その均衡が破られてしまった。

軍隊が出動し、砂漠の掟もすでに守られなくなっているの。

例の飢饉がひどくなったせいでね。

みんな生きるのに必死なんでしょう。

それで・・・サブたちも危険を承知でやらざるを得なくなっているわ」

 

 

 

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ある程度想像していたが、やはりやりきれない思いがあった。

 

 

 

 

 

「パピルスの詩」