生きる活力 | 虹の約束♪

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「いつも喜んでいなさい・・・」

・・・

 

自分がいた時代には飛行機に乗れば、空を飛びどの国にも行けた。

 

宇宙にまで人間が行けるようになったなんて、この時代の人が聞いたらきっと信じないだろう。

 

あるいは羨むかもしれない。

 

でも果たしてそれは幸せなのだろうか。

 

地平線の向こうに何があるのか、未知の世界に夢を抱くこの青年が、アルにはひどく羨ましく思えた。

 

全てに飽きてしまった人間は、夢を抱くことを忘れてしまう。

 

 

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生きるという本来の意味すらわからなくなる。

 

便利な世界には確かにゆとりがあるかもしれない。

 

ここの人たちは生きるという意味を改めて考える人はいない。ただ生きているのだ。

 

それがとても単純で豊かに見えるのは、どうしてなのだろう。

 

アルは、好奇心豊かなこの青年に色々聞かせてやりたかった。

 

歴史がどう動き、世界の地理がどうなっていて、銀河系に関しても知っている限り教えてあげたかった。

 

でもそれは許されないし、してはならないことだ。

 

何より、知らないということは人の想像を豊かにし、生きる活力にもなる。

 

 

 

「パピルスの詩」

 

 

 

 

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