観てて綺麗だなと思うもの
空の光加減
雨の控えめな振り方
無遠慮な荒波
ただ 中心を漂う無邪気な存在
酸素にあるのは
選択する意思ではなく
ただの性質
善とか悪とか
損とか徳とか
ないんだけど
光と影も
冷たいも熱いも
濡れてるも乾いてるも
状態として一括りにすると
二通りのパターンとして
並べることはできる
優しいも厳しいも
苦しいも楽しいも
一括りにすると
その仲間の分類の中で
パターン分けされたりできるけれども
わかりやすくするために僕らは
たった一つの線引きをして
たった一つの位置付けをして
なんとなくそこから
嫌なものは排除しようとしたり
なんとなく遠ざけてしまったり
何かを忘れがちになりやすく
何かを失いたくなくて
反転させれば
確かに
本当は在るのに
無いものは容易く見つけられるのに
でも
確かな気持ちで
何かを選択していくことで
酸素はただの性質的なものしか
纏っていなくても
それを吸い込んで
吐き出して
また吸い込んで
そうやって僕らは
生きていくんじゃなかろうか
確かな呼吸に耳を傾けながら
やっぱり
晴れたら良いねって笑いながら
濡れた地面に傘をさしながら
乾いた心にならないように
荒波に飲まれても力強く立っていられるように
やっぱり僕らは
酸素を吸って
吐いて
また吸って
生きていくんじゃなかろうか
力強く選んで
力強く決めて
線をかき消していくんじゃなかろうか
観てて綺麗だなと思うもの
そういうものを選んでいくんじゃなかろうか