例えばこの前つまらなかったなと思った舞台

(あくまで私主観の感想の話で批判しているわけではない)

はチケット代が8000円だったわけだけれど

 

 

8000円というお金の価値を

「安い」とキッパリ言える層は

今この日本においてそんなに多くは無いと思う。

 

 

実際私も

「高級焼肉行けるな」

「小劇場なら二本みれる」

「宝塚のS席が見れる」

「モンハンワールド買える」

「ワンピース一着買える」

「ディズニーランド行ってお釣りが来る」

「何回かタクシー使える」

 

と色々置き換える。

 

 

どんなにまずい飯でも

そこにカロリーは存在するからして

人間が生きていく上での三大欲求を満たしてくれるが

 

 

観劇をはじめとするエンターテインメントは

それをダイレクトに満たしてはくれないし

 

ゲームみたいに中古ショップにだすことも

メルカリに出すこともできない

 

 

金メダルを取った羽生くんの演技は

テレビで0円で見られた

映画「グレイテスト・ショーマン」の感動体験は

1800円だ

 

 

自分のしている仕事だから

舞台の何にいくらお金がかかるか

どういう作られかたをしているのか知りたくて

去年の夏に

自分で舞台を作・演出・プロデューサー・制作他をしてみた

わかったことも感動したこともたくさんあった

かけがえの無い物を得た

今も協力者各位、そしてご評価くださった来場者の皆様に

多大なる感謝をしています

 

 

 

それと同時に

これ以上のことを作る=またなんかやるときは

自分が今よりもっと上のステージに行って

更にいろんな物を吸収してからだろうなとも思った

 

 

それくらい当時は

ある種のアンチテーゼ(対自分を含む)から生まれたものでもあった

 

 

 

別に今回の話は、金返せっていう短絡的な感想ではなくて

 

 

 

 

先日のニーアオートマタの生放送を累計350万人が28時間かけて、みんなでラララとフィニッシュを見送ったあの感動や

、ヨコオさんはじめとするみなさまへのリスペクト

 

 

昨日みた映画グレイテストショーマンからもらった

最高峰のエンタメ力と完成された技術と

 

 

 

に割と言葉にならないくらい

感動していて

 

 

すごいものはすごいんだ

 

それを必ず知っていよう

 

そして上をちゃんと見よう

 

たとえ届かなくても

 

 

 

 

っていう自分への改めて戒めの書きなぐりです

 

 

 

観劇という行為は自分にとって

常に色々と考えさせられる

わたしはポジティブな感想を持つ事ばかりでは決して無い

だけれど

いい意味での疑い無くして新たな発見は無いと思うんです

役者ってのはある種の研究者たるべきじゃないかなって思ってる

本当の"仲良し"や"絆"は共に戦ったあとに出来る物だと信じている

 

 

自分が、

自分のいる世界や自分の表現を疑わなくなったら

その時は役者は辞めるときだな、と思う

 

 

 

三大欲求の外に存在する

「エンターテインメント」というものに

共感を得ていく

ぶつかっていくにはやはり生半可な心持ちで

挑んでいくべきではない

 

 

 

 

 

 

This is me

素敵な言葉

 

 

自分の生き方には誇りを持って

まだまだ研究と新たな出会いをしていきたい

 

 

 

とっ散らかったけど

みなさんグレイテストショーマンよかったですよ

っていうお話です

 

 

 

 

 

 

なみお