こんばんはなのかおはようなのかおやすみなのか。
 
 
 
皆様、暑い夏、いかがお過ごしですか。
スイカバー、食べてますか?
 
 
いまの想いを、
書こうか書こうと思いながら
あっという間に月日が経ってしまいました。
 
 
 
 
 
一文で申しますと
 
花奈澪が舞台を作ることになりました。
それが「空想ペルクライム/Les Nankayaru」です。
 
 
 
去年、「花奈澪がなんかやる(仮)」という誰もよくわからない企画が立ち上がり
結果、突然LIVE?をしました。
たった1日1回限りのLIVEなのに、アホほど衣装や曲を用意し、なぜかLIVE会場で本気のビンゴ大会やら打ち上げをしてお客さんたちとからあげを食べたりしました。
 
 
 
そんな無謀な、
たのしいことをやろう、ってただざっくりした無邪気な開催についてきてくれた仲間とスタッフとお客様がいました。
 
 
 
今年もまたなんかやるかぁなんていいながら
私自身、続く舞台出演の忙しさもあり、
そこまでの気が至らずにいたある日
「劇場借りてなんかやるなら面白いな」なんてふと思って今回の企画がはじまりました。あれは4月くらいでしたかね。
たった4ヶ月前なのか。
 
 
 
もちろん、なーんにも決まっていませんでした。
スタッフも出演者も。
 
 
 
ただ劇場でなんかやったら面白そうだよね、って。
ただそれだけで。
 
 
 
 
月日が経ちました。
結果。
なんか大規模になってました。笑。
 
 
 
 
宝塚を辞めて、舞台に出始めて
毎月1本以上舞台に出ている私は
月に30人とか、いや多いとそれ以上の役者、更に多くのスタッフ様に出会う訳です。
 
 
 
 
何百人の芝居をしてる人に出逢ったんじゃないでしょうか。
 
 
 
 
そんな中で
 
 
 
自分が舞台を作るとなったとき
 
 
一緒にやりたい人。
それは。
 
 
 
それは紛れもなくシンプルなひとつ。
「好きな人」でした。
 
 

 
 
 
恋愛とかそんなんじゃないです。
女でも男でも。
「好きな人」それは、なんか魂とか生き方とか、言葉じゃ言えない何かに惹かれる人、何かが合う人、応援したいひと、そして輝いて欲しい人。
何より「舞台に関する捉え方」が好きな人。
 
 
 
 
私にとってガツンとそれがハマる人、それは
決して多くない。
 
 
そしてもうひとつは
なんかやるというメンバーに加われる同じ空気のある人。
 
 
 
結果。
胸を張って
「わたし、このひとたちのことが好きなんです」
と言える10名そして日替わり3名、総勢13名が出演してくれることになりました。
間違いなく、この近くの演劇界隈ではまず集まらないであろう、ジャンルを超えたメンバーになりました。
 
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もちろん全員自分がお声がけしたわけですが
でもなんか、集めたという感覚じゃないんです。
半必然的に集まってくれたんだ、いまはそう感じています。
 
 
 
日替わり出演者に関して、
ゲストという言い方はしていません。
あくまで日替わりなだけで
芝居もショーも、みんなと同じ1人の出演者です。
 
 
 
 
 
 
7月に、サムライガンバと勇者セイヤンと。
2本舞台本番がある中で
各作品の稽古場でも楽屋でも少しでも時間があれば
カタカタカタカタと。
MacBookを開き、ExcelとWordと各メーラーとPhotoshopの四つどもえな日々でした。
 
 
 
時間ぜんっぜん足りないって思いました笑。
いまもですが笑。
 
 
 
普段、役者やMCやラジオしているわたしと
Twitterとかでふざけたことを言ってるわたし。
みなさまに見せてるなみお。
 
 
だけど、心の片隅にずっといる
 
 
 
 
自分にできることは全て自分でやりたい
 
そして
 
やったことないことがやりたい
 
 
キャパシティにあるもので生きる日々じゃなくて
キャパシティにないもので自分を埋めてみたい。
 
今回は。
 
 
そんな裏側のわたしです。
 
 
 
 
 
作・演出を最初は他のひとに頼む説もありました。でもそれじゃあ、なんかやる意味が無いなって思った。
 
 
 
 
本を書いた。
これもあんまり書いたという感覚がない。
恐ろしいスケジュールのギリギリの淵で、
少しずつ、たまに急に、そしてまた少しずつ完成していった、に近い。
 
 
 
役者っていうのはある意味請け負い業者だと思っていて。
台本があって、セリフがあって、まわりにも同じく役者がいる。照明がある、音響がある。
1を10に。30を70にする仕事だと思ってる。
そしていつの瞬間からか自分がその役になってる。
そんな感じ。
 
 
でも本を書くのは、0から1を生み出す作業で。
頼れるところがなんにもなくて。
正解はないし。
孤独な作業なんだと知った。
その1をみんなにみせるのは、なんだかとっても恥ずかしいような、恐ろしいような気持ちでした。
 
 
だけど一回、1を産んでみたかった。
誰かのなにかを借りて生きるんじゃなくて。
自分で人生をクリエイトすることを経験してみたかった。
 
 
 
 
稽古がはじまった。
 
 
 
顔合わせがあった。
その瞬間、
孤独だった準備が、
13人で作る楽しい日々に一瞬にして変わった。
泣きそうなくらい幸せな日々だと思った。
 
 
顔合わせで、10人のキャストに会い
本を読んでもらった。
それまで誰にも本をみせていなかった。
ちなみにこの時点では途中の場面はまだ書き上がっていなかったけれど。
なんとなく全員で同時に「なんかやり」はじめたかったから。
 
 
皆がTwitterとかで、
本の感想を書いてくれた。
すごくすごく嬉しかった。
 
 
 
わたしは10人と3人に
「このメンバーでこんなことがやりたい」
と無邪気に投げました。
あんまりなんも考えてませんでした。
「こんな台本でこんなセットリストです」と。
みんなは面白い、と受け入れてくれた。
あ、やっぱりこのメンバーで正解だったんだって確信した。
 
 
お芝居、そしてショーも。
 
 
いま冷静に考えるとね
20日間足らずしか稽古がないなかで、途中稽古いないひともたくさんいるなかでやるにはギリギリの物量だと思います笑
 
 
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もちろん、出演者が日替わりなので
やるセットリストも微妙に違う。
同じ曲も各回でやる役が違かったりする。 
 
 
※さらになぜかショーなのに役替わりがあります(女子)
 

今回の出演者において、
女子は本当に皆スキルが高くて。
だからこそ、その分、役替わり・日替わりによって覚える分量が山ほどあり。
 
 
 
男子は逆に日頃あまり歌や踊りに触れる機会が無い分、全力ではじめてのそれに取り組んでくれています。
もちろんしんごさんも笑。
 
 
 
顔合わせの稽古初日から、終わってから
みんなで稽古場時間ギリギリまで
「もう一回!あと一回笑!」て歌の自主稽古をしていて。
はじめて出逢ったメンバーなのに。
あれ、こんなに楽しいのかって思った。
 
 
そして今回、
Setsukoさんという
宝塚や帝劇出演者、そのほか各界の著名人を数多く師事する
私の敬愛する”ホンモノ”である表現者。
Setsukoさんに歌唱指導に入って頂きました。
みんなに知って欲しかった。
"プロ"を。
プロと関わることで、見える世界を。
舞台に出演することが、アウトプットだけじゃない
インプットだったり挑戦できる現場にしたかった。
Setsukoさんが全身全霊の愛でみんなに教えてくれています。そしてみんながそれに100%の集中で立ち向かってる。
 
 
作品は芝居とショーの二部構成です。
第一部は
花奈澪が脚本を書いて芝居をつくったら、どうなるのか
第二部は
このメンバーでこの曲たち(笑)にトライしたらどうなるのか
 
 
全く毛色の違う二本立てを。
ぜひ。観て頂きたいです。
なんだろう。
単純に、小劇場にわざわざ生バンドを入れて演奏できる環境を作ってショーをやることも。
私っていう花奈澪という人間が、
「舞台」を作ることも。
 
 
こんなこと、
この先あるかもしれないし
ないかもしれない。
この先なくたっていいって思ってる。
それくらい今を大事に。
 
 
白柏寿大という
紅葉美緒という
宮島小百合という
吉田龍介という
高瀬くるみという
松田実里という
春花きららという
村長という
しんごという
森岡悠という
平嶋夏海という
竹石悟朗という
 
人間を。
 
私は観て欲しいです。
 
 
それぞれへの想いは、またいつか、書きたいと思います。
一回のブログじゃ足りないな笑。
個性とか、実力とかそんな言葉だけじゃ表現したくない。
みんなのためにもっと何かを返したい。
 
 
こんな私を。
200%の力で一緒に楽しんで支えてくれるメンバーと。
それを実際の【実現】に向けて、
贅沢すぎるほどのプロの力で支えてくれる
照明、音響、美術、舞台監督、演出部、後援、バンド、カメラマン、衣装、そしてマネージャー他のみなさま。
 
 
 
言葉通り"自分たちで作った"そんな日々を。
その"自分たち"に今度はお客様もぜひ一緒に入って欲しいです。
 
 
もしもですが(笑)
仮にもう一回観たくなったら、
残念ながら土日はもうお席が残りわずかです。
なのでぜひ平日ではございますが初日から、見届けて頂けたら何よりの幸いです。
 
 
ここに改めてチケット先行での遅れやシステムトラブルに
関しまして謝罪の意を述べさせて頂きます。
夜な夜な、誰よりも心苦しかったです。
主宰として、申し訳ありませんでした。
 
 
改めて。
 
 
 
「空想ペルクライム/Les Nankayaru」
初日まで・・・・あと8日。
 
 
自分の思い描いていた8月の日々よりも、
みんなのおかげで。
予想していた200倍くらいキラキラキラキラしてる。
 
 
みんなが毎日夜遅くまで
自主稽古してる。
朝も早く来ては稽古してる。
舞台作るのは本当に大変だって知った。
こだわればこだわるほど。
なのにちっとも苦じゃない。
明日もみんなと歌って踊って芝居したい。
そして馬鹿な話で笑って、またラーメンを食べたい。
そんな日々です。
 
 
本番前につらつら書くのは
ナンセンスかな、なんて思ったけれど
なんかどうしても書きたくなっちゃいました。
それくらい、自分を晒け出しますね。
 
 
前も書いたけど、
私は会社でもなんでもないから。
お金儲けの為にやらなくていいからこそ。
だからこそ、愛する人たちとできる精一杯の心意気だけを持って贅沢に。
 
 
 
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走り抜けます。
 
 
 
あ…このタイミングで…しれっと。
アメブロ公式化されました。てへ。笑。
気づいた?笑
 
 
 
それでは・・・
 
引き続き良い夜を・・・
 
 
 
 
花奈澪
 

『空想ペルクライム / Les Nankayaru』

 

 

ー出演者ー

花奈澪
白柏寿大
紅葉美緒
宮島小百合
吉田龍介
高瀬くるみ(ハロプロ研修生)
松田実里
 
春花きらら
村長
しんご

日替わり出演者
8月24日(木)25日(金)森岡悠(GEM) 

8月26日(土)     平嶋夏海

8月27日(日)     竹石悟朗(企画演劇集団ボクラ団義)
 


バンドメンバー

松崎遼佳(A.Sax)、狩野龍太郎(Key.)、名島拓哉(Bs.)、工藤智弘(Gt.)、坂東樹(Dr.)
 

ー公演期間ー

2017年8月24日(木)〜27日(日)全8ステージ
8月24日(木)14:30/19:00
8月25日(金)14:30/19:00
8月26日(土)14:30/19:00
8月27日(日)12:30/16:30
 

ー会場ー

中目黒キンケロシアター
〒153-0042東京都目黒区青葉台1丁目15-11
 

ーチケットー

全席指定席
S席  (6,800円前方中央席 特典付き)
通常席(5,500円)
先行抽選販売 2017年6月30日(金)13:00〜7月4日(火)23:59
一般販売   2017年7月15日(土)10:00〜
http://s.confetti-web.com/detail.php?tid=40494&
※S席特典ブロマイドは当日会場でお渡し
 

ースタッフー

構成・脚本・演出   花奈澪
演出         加藤光大(六三四)
舞台監督       笹原久義
照明         村山寛和
音響         大石和洋
歌唱指導       Setsuko
美術         照井旅詩(atelier’85)
ヘアメイク      若林あかね
           天野満美子
ビジュアル撮影    坂東樹
スチール撮影     萬友洋
制作         なんかやる制作委員会
後援         G.H factory
             コンフェティ合同会社

協力 アクロスエンタテインメント、アップフロントプロモーション、インゴットエンタテイメント、エイベックスマネジメント、企画演劇集団ボクラ団義、サンミュージックプロダクション、サンミュージックブレーン、マドモアゼル、ワンエイトプロモーション