1週間後に初日を控え
少年というものに思いを馳せてみる。


思えば宝塚時代から

娘役にしては珍しく少年役をすることがとても多かった。
藤井大介先生のショーでは2度
「Le Paradis!!」のサックス吹きの少年ジュノン
「CONGA!!」の海賊の少年
もやった。
ショーで少年というのもなかなか珍しい。

小さな花がひらいたでは又くんを。
戦国BASARAでも村の少年をしていた。
兵士とかもたくさんやった。


なみおといえば少年と思っている花組生やファン
の方も結構いると思う。


そんな私だけれど、

まさか宝塚時代をほぼ知らない
わたしが少年役を多くやっていたことなんて知らない外の世界で


再び少年役に巡り会うとは思っていなかった。



今日、演出家の杉本さんから
「みお、これはほんとにアタリ役だね」
とおっしゃって頂いて




とても嬉しかったと同時に
自分の中の「少年性」について考えた


ワンピースもドラゴンボールも
いつの世も主人公はだいたい少年だ。
宝塚歌劇団の主人公も男役だ。
これはたまたまだけど、自分の本棚を見渡せば、主役は皆、男だ。


「主人公」
禅の言葉では、「真実の自分」を指すらしい。


自分がこの先もしも役者を続けいたとして
美味しい役やヒロインに出逢うことは、もしかしたらあるかもしれない。


だけれども
「主人公」として作品に立つことは
きっとこの先無いのではないかと思う。

わたしだってもう大人だから、少年役ももういい加減無いであろうと思う(笑)



もちろん今回のお話は誰もが憧れるヒーローのお話ではない。
人を、家族を殺した少年だ。
ヒーローじゃない「主人公」


だけど、そこに私が少年として立つことで
何かが伝わればと思う。




あと1週間。


まだまだここから深くなるであろう稽古の日々です。自分もやっと少し、見えてきた。




実力ある役者の皆様と共に、
劇場という空間に立てるのが
いまから楽しみで仕方ない。


きっと、最初で最後の「主人公」


どうぞお目にとどめていただきたい。




と、もっともらしいブログを書いて

ノリノリの自撮りを載せる。
おやすみなさい。


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絢、16歳より







舞台『御伽童子』

作:森本ジュンジ/演出:杉本凌士
シアター風姿花伝

家庭裁判所の調査官と検察官は、とある事件の裁判に頭を悩ませていた。
被告となるのは、自分の兄と父親を殺害するという事件を起こした未成年の少年、絢。
彼は反省の色を見せず、しかし自身も死刑になることを強く望んでいた。

そこへ、一人の弁護士が絢の担当としてやってきたことで状況に変化が訪れる。
絢少年が事件を起こした経緯とは、そして心に潜む闇の真相とは――?

【タイムテーブル】
1月14日(木)19:00
1月15日(金)15:0019:00
1月16日(土)13:0018:00
1月17日(日)12:0016:00
※開場は開演の30分前

【出演】
花奈澪、大西アユカ、小笠原蓉子、小堺美佳、小林友実、櫻井由佳、高山京子、中川梨恵、三代川晶子、小笠原蓉子、白鳥隆明、和合真一(ウイントアーツ)、仲田育史(劇団男魂)、鈴木勇人(THEREDFACE)

【チケット】全席自由
前売り4,000円/当日4,500円

【ご予約方法】
S&S Entertainment Studio(03-3486-6502)にお電話頂くか、

こちらのフォームより

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