沖神小説7 | 自由人

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ブログを読んでいる方々におもしろい!
と思ってもらえる小説を書きたいと思います!
更新は気が向いたらという感じで定期的ではありません。

(ピルルルルピルルルル)

「んだよ
今日は賑やかだな」

(ガチャ)

「はいもしも「坂田か?」
「んだよ
俺んちにかけといて」
「いや、話しがあってな。
お前んとこのガキ、彼氏に振られたぜ」
「何あっさりいってんの
つか知ってるよ
さらにはそのことについて電話しようと思ってたとこだ」









情報通(盗聴趣味)である服部ならば
話の一部始終を知っているのではないかと考えたからだ。
事実本当に知っているようである。
取引を持ち込まれること覚悟で聞き出そうと試してみた。










「たまたま俺んちに座薬付きの今週のジャンプがあるんだけ「どうやら彼氏の方から切り出したらしいぜ。」









食いついた。









「その理由は?」
「さすがにそこまでは言っていなかったな」
「ざや「たまたま今週俺暇なんだよなぁ」









情報収集にいってくっか
と言いながら通話を切った服部。
笑いがこみ上げてきた。
座薬付きのジャンプなんてあるわけねぇだろ。せいぜいウン筋付きのブリーフくれぇだよ。
あいつが情報拾って来るまで神楽に事情きいてみっか。








「神楽ぁいるか?」


















部屋の扉をノックしたが、
返事がない。
おかしいもう風呂から出てもいい時間のはず…














「まさか…!?」














嫌な予感がする。
風呂場の前に立って大声で叫ぶ。








「神楽!!
聞こえるか!?
返事しろ!!」










返答なし。
しかしシャワーの音はする。











「クソッ!
不可抗力だ、許せよ」

(バン!!)











勢いよく開けた扉の先には…









「神楽!!」









倒れて苦しそうに喘いでいる神楽が。