4年ぶりの墓参り&徳島マラソン | 愚濁庵のつれづれブログ

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3月24日は妻の祥月命日な

ので、4年ぶりにお墓参りに

行ってきました。

 

母の通夜・葬儀の時に墓参り

に行って以来。

 

墓参りしたかったけれど、

徳島に行けば、兄夫婦への

怒りから刃傷沙汰になるか

も……なので自制していた

のだ。

 

刑務所には入りたくないで

すからね。

 

しかし、罪のない妻は、墓

参りに来てくれないわね……

と寂しがっているだろうなぁ

と、思い切って行ってきた。

 

あいにくの雨。

 

明石大橋を渡る頃からガス

が出て、前が見えにくくな

ってきた。

 

徳島に入り、鳴門の『山のせ』

という釜揚げうどん店で昼食。

 

お気に入りの店で毎回この店

で食べている。

 

吉野川大橋を渡り、いつもの

土手沿いの道を走ったが、

交通規制がしかれていた。

 

なんと、徳島マラソンが開催

されていたのだ。

 

かなり遠回りした。

 

午後2時頃、名東霊園に到着。

 

桜が咲いていた。

 

草をむしる。砂利石を敷き詰

めているので、小さな雑草が

申し訳なさそうにはえている

だけ。

 

墓石を新しく買っていった

タワシと歯ブラシで掃除し

雑巾で拭いた。

 

心の中で4年間のほったら

かしを詫びた。

 

線香を焚く。

 

いい香りがした。

 

隣の霊地は、私が妻の墓を

建てた時、母が自分用にと

買った土地だった。

 

母は墓を建て、分骨で東本

願寺に納骨して欲しくて、

コツコツ貯めた金で霊地を

買ったのだ。

 

兄夫婦はそんな母の気持ち

を無視し、売却していた。

 

怒りがこみ上げ、殴り込み

に家に行ってやろうかと思

った。

 

なんとか……自制した。

 

墓の掃除をしている間

雨はやんでいた。

 

線香を1束炊いたので、

モウモクと煙が上に上る。

 

義姉の実家の墓を見ると

線香は一切焚いていない。

 

それは昔からだ。

 

墓参りの意味と作法を知ら

ないバカ女だ。

 

墓参りに行って線香を焚か

ない人間だから、母が自分

の為にと買った霊地を売り

飛ばしたのだ。

 

地獄に墜ちるしかないだろ

う。

 

せっかく徳島に行ったから

卑弥呼の墓と、天照大神を

祀っている天石門別八倉比

売神社、そして第45代

聖武天皇が建立し、自分の

位牌を祀ってくれと遺言し

た国分寺にお参りしようと

したのだが、時間が遅かっ

たので、近くまで行ったが

断念。

 

八倉比売神社(やくらひめ

じんじゃ)

に古文書が残っており、

天照大神の葬儀の様子が

詳しく残されており、

葬儀委員長は大国主命だ。

国譲りのあの大国主であ

る。

 

国分寺は、全国にあるが、

徳島の国分寺だけ金ピカ

だった。

 

正式名称は、薬王山金色

院国分寺である。

 

曹洞宗の寺だったが、

空海が真言宗の寺にして

しまった。

 

地元住民が怒り、放火し

て焼失。

 

その後、建て替えられ、

元の曹洞宗の寺になった。

 

四国八十八所霊場の第15

番札所である。

 

すぐ近くに第14番常楽寺

もある。

 

卑弥呼の墓と八倉比売神社

の門前に建つ寺だ。

 

帰路も徳島マラソンの交通

規制のために遠回りさせら

れた。

 

しかも雨と濃霧。

 

鳴門のICから高速道に入っ

たが、大渋滞。

 

家に着いたのは午後7時。

 

さすがに疲れた。

 

しかし、気持ちはスッキリ。

 

仏壇に菊の花を供えた。

 

線香のいい香りが漂う。

 

仏壇に手を合わせると、

章子の笑顔が見えた。