日本人って、みんなが言ってるからとかみんな持ってるからとか、みんながやってるからが大好きね(笑)
私は中部地方に祖先をもつ完璧な日本人ですが、みんながやってたら真逆を探すというへそ曲がりです。
彼岸花である曼殊沙華は、彼岸に咲くからとか霊園に多く咲いてるとか、庭に植えるのは縁起悪いとか、
おめでたい花のイメージありませんね。
花が咲き、枯れた後葉が出てきて根っこに栄養を蓄え冬を越し、春になり、秋のお彼岸ごろにぬるりと茎が登場し朱色の花が咲く。
根っこには毒があるので、昔は墓場のそばに植え、ネズミやモグラ除けとして植えられていた。
だから現代の印象は、幽霊花、彼岸花になっちゃった。
数年前こんな話を聞いて返答できずの私。。
・・・・9月に職場を去る人が残留の人から小さな花束もらったそうな、その中に彼岸花がはいっていたそうな。・・・
うーむ。
花にかかわる身としては返答できず。
なぜヒガンバナを入れた?
深い意味ない?、まったくの素人花人?、若い人間?、、
いろいろ考えられます。
私が花屋だったら、そういう送り花には日本では彼岸花は入れないだろう。
パリの花屋だったら入れたかもしれない。
ぐらいの解析です(笑)
黄色(白)の彼岸花もあります。
朱色のパワーあふれる印象と違い、控えめに空を見上げるこの花は語りかけているようでした。
「よく来てくれましたね、出会えてうれしいですよ」
母方祖母が語っているような風が吹いていました。
曼殊沙華 空をみあげて 青い空
9月23日(金)を挟んで前後3日がお彼岸です。
20日彼岸入り、23日中日、26日彼岸明け
左手の自分自身、右手のご先祖さまや相手を思って手を合わせましょ♪
※信心深い仏教徒でも熱心などっかの信者でもありません。花を愛する自分が世界一と思う能天気人間です。