物は使いよう

 

「なんだ、その皿。不格好やなあ」

先日、娘の彼氏のねすたが作った焼き物は、お世辞にも美しいとは言い難かった。

 

 

 

皿の縁が水平ではなく、曲がっていたり、ところどころにくぼみがある。

しかも、分厚い。

 

 

 

娘が作った器の方がうまくできているし、使いやすそうだな。

そう思っていたのだが、ねすたの皿にも用途があった。

 

 

カレーを作った日のことだ。

 

 

お玉の受け皿として、「不格好な皿」を使ってみたところ、これが見事にはまった。

欠点と考えていた「縁のくぼみ」が良い仕事をしてくれるのだ。

 

 

 

見た目だけで物事を判断してはダメということか。

物は使いよう、ということわざもある。

「不格好」と笑ったパパを許しておくれ。

 

ドヤ顔のねすた。