それでも人生は続く

 

元読売テレビアナウンサーの清水健さんと交流が続いている。彼も妻を乳がんで亡くしたシングルファーザー。初めて会ったのは、2017年。文藝春秋が企画した取材のときだった。

 

あれから6年。最近では年に一度、僕が大阪にある彼の事務所に押しかけ、2人で気ままにライブ配信をやっている。

 

先日、そのライブ配信を見てくれた非営利法人の理事から連絡があった。

「会場を用意します。いのちをテーマに、2人で対談をしてくれませんか」

 

僕らの体験や気づきが、社会に必要とされているのならば、これほど、うれしいことはない。対談は今秋の予定。実現すれば、大阪府堺市での対談に続き、2年ぶり2回目となる。

 

 

僕が妻千恵を亡くしたのは、2008年7月。娘は5歳だった。

清水さんは、2015年2月、妻の奈緒さん(当時29歳)を乳がんで亡くした。長男の出産から4カ月後のことだった。読売テレビの「夕方の顔」として、ニュース番組のキャスターを務めていた清水さんは、2年後に会社を辞め、育児をしながら、民放ラジオのパーソナリティーや自身の経験を語る講演活動を続けている。

 

奈緒さんも千恵も闘病中、涙を見せなかった。泣かなかったんじゃない。泣きたくても、泣けなかったのかもしれない。夫である僕たちを気遣って。

 

今も妻の闘病生活を振り返りながら「なぜ、あのとき・・・」と、くよくよ悩む。それでも、人生は続く。僕も、清水さんも。

 

対談では、へなちょこな自分たちの姿をさらけ出すことになるかもしれない。恥ずかしいだろう。でも、求められているのならば、それでいい。妻たちの痛みや無念さに比べれば、その程度の恥ずかしさなんて、どうってことない。

 

堺区民生委員児童委員協議会主催の講演会で対談(2022年11月9日)

妻の闘病を振り返りながら、娘、息子との暮らしを語り合う(2022年11月9日)

控え室で記念撮影(2022年11月9日)

 

 

耐えて耐えて、耐え抜いていたら、そのうち慣れます(2007年11月18日)

 

今日は書かないだろうと思っていましたが、パソコンが空いたので、書いてます。

 

抗がん剤の副作用は、回数を重ねるごとにひどくなっていくのが常です。

TS-1は、今までに使った抗がん剤の中で、

私の体感としては、副作用が比較的、少ない方だと思っています。

1クール目は倦怠感以外、どげんもありませんでした。

 

その前に、私の抗がん剤経歴~

アドリアマイシン、エンドキサン(AC)、タキソール、ゼローダ、タキソテール(ホルモン剤は除く)。

AC・・・思い出したくないほどひどい。これまでの中で、一番副作用がひどかった。脱毛、嘔吐、発熱、倦怠感、食欲減退。一日中、トイレ以外はベッドの上。体重が10キロほど減って、入退院の繰り返し。外出もできず、廃人のようになっていました。

若かったから、乗り越えられたのかも。

今だったら、死んでますね。


タキソール・・・全身一休さん。でも、ACがあまりにキツすぎて、副作用は軽く感じました。

 

ゼローダ・・・そこまでひどくなかったけど、効果がなかったためすぐに変更。

 

タキソテール・・・全身一休再び。口内炎、食欲不振、手足の浮腫がひどい。

 

脱毛に関して言えば、AC系の薬の場合は、ハゲ落ちる感じ。落ち武者系ですね。

体毛は、けっこう残ってくれます。

 

タキソール、タキソテールとタキサン系列の薬は、思いっきりハゲ系。全身にきます。

まつ毛も眉毛も鼻毛も、全て抜けます(いずれも、治療が終われば生えてくるので、ご安心を)。

 

TS-1・・・実験中。

現在、2クール目を2週間ほど経過したところ。

一昨日くらいから、急に口の中が荒れだしました。


喋るときも舌が痛いので、千鳥足の酔っぱらいみたいな「へべれけ系」な喋り方です。

でも、口の中がただれて何も食べられなかったタキソテールの1クール目と同じ状態のはずなのに、今回は痛みと格闘しながら、普通に食べてます。

 

今日も夕飯のとき、旦那に「あんた、痛いって言ってる割には、けっこう食べてるやん」って言われました。

 

ちょっと前に、どこかの国の首相が言ってましたよね。

 

ち

それに、ちょっと近いのかな?

 

あ

 

そっか。