滞在中は花粉症が改善
3泊4日のタイ旅行。遺跡巡りから市場の散策、アクティビティやナイトスポットも楽しんだ。物価は安く、治安もいい。滞在中は、日本で悩まされていた花粉症も改善。充実の4日間だった。
古都アユタヤでゾウに乗って、ラジャダムナンスタジアムでタイの国技「ムエタイ」を観戦。ルーフトップバーで夜景を見ながらビールを飲んで、タイ式マッサージで体をほぐし、ナイトマーケットを散策した。ほろ酔い気分でトゥクトゥクに乗ると運転手が暴走、路上に落とされそうになった。ちょっと危険なにおいのする夜の繁華街にも潜入した。
料金を事前交渉し、トゥクトゥクに乗車。
ルーフトップバーで飲むシンハービール。高いビルの屋上は気持ちいいが、ビールの料金もかなり高い。
トラックの荷台に乗って移動する人たち。
ゾウ使いのおじさんは寡黙だった。
ゾウの上は、めちゃくちゃ揺れたが、楽しかった。妻が生きていたころに幼い娘を連れて家族で訪れたかった。きっと、喜んだだろうなあ。そんなことを考えていると切なくなった。
観戦を熱望していたムエタイ。
日本でも有名なプアカーオはタイの英雄だった。
アユタヤ遺跡。木の根に挟まれた仏像の頭。
バンコクの暑さ(滞在中の最高気温37度)には閉口したが、タイの人はみんな親切で、笑顔が最高だった。最終日は、早朝7時にホテルを出発して、鉄道市場と水上マーケットを見物。SNSの動画で目にする光景に、年甲斐もなくはしゃぎ、ここでもビールを飲み続けた。
タイ王室認定のシンハービール。さわやかな口当たりでタイ料理にとてもよく合う。
南国の飲み物はビジュアルが美しい。
鉄道市場はやばかった。この時、かなりの興奮状態。
電車が市場を通過するときは減速。赤い線が引かれていて、そこから飛び出してはいけないルール。
電車通過後、市場再開。
船に乗り、水上マーケットに出発。
欧米人の観光客が目立っていた。
ミネラル豊富なココナッツジュース。
水上マーケットで食べた激辛ラーメン。コスパ良し。
心残りはひとつだけ。時間が足りず、娘が写真を期待していたピンクのゾウさん(※ピンクガネーシャ)を見に行けなかったことだ。※ワット・サマーン・ラッタナーラームという寺院にある幅16m高さ24mの巨大な像。「3倍速で願いが叶う」といわれるパワースポットとして人気がある。
それにしても、料理のクオリティの高さには驚いた。タイ料理が個人的に好みという理由もあるが、どの店でも何を食ってもうまいのだ。焼きエビや蟹のカレー、タイの焼きそばパッタイ、トムヤムクン・・・。感動の連続だった。
どこで食べても安定したおいしさのトムヤムクン。
焼きエビ。酸っぱ甘辛いソースでいくらでも食べられる。
初体験だったパッタイ。ライスヌードルを炒めた料理。はまってしまった。
カニを甘辛味噌油で炒め、牛乳入りの卵液を混ぜ合わせて熱した料理「プーパッポンカリー」。感動で震えた。
最終日の夕食は「ソンブーンシーフード」で。「プーパッポンカリー」発祥の地。絶対に行ったほうがいい。
帰国して、自宅で一息ついているとスマホに着信があった。インスタグラムでつながっている知人男性からのメッセージだった。
「安武さん、いま、タイですか?」
彼は、以前僕が勤めていた新聞社の後輩で、現在はバンコク特派員。若いころ、年末、京都で開催される全国高校駅伝大会を一緒に取材したこともあった。僕がSNSに投稿した旅行記を見て連絡をくれたのだ。
なんというもったいないことをしてしまったのだろうか。彼に観光案内を頼めば、もっとディープなバンコクを満喫できたに違いない。痛恨の極みである。
悔しいが、気持ちを切り替えるしかない。
タイを再訪する理由ができた、と考えれば良い。次回は、彼の案内でピンクのゾウさんに会いに行こう。早ければ、今年の雨季が明けたころに。
ふふふふ。
そんな調子でニヤけていたら、帰国後一発目のくしゃみが出た。
花粉のせいだ。目もかゆい。