姉のように慕った助産師

 

がん闘病中の千恵が大切にした「食べることは生きること」。

この言葉の意味を教えてくれたのは、福岡県行橋市の助産師、内田美智子先生だ。

食を通じた「生教育」の語り手でもある。

 

千恵は、内田先生を姉のように慕い、母のように頼りにしていた。

 

はなと内田先生。段ボールの造作物は、千恵の手作り(2008年2月14日)

 

内田先生の著書「ここ」の表紙カバーのイラストは、娘のはなが4歳のころに描いた家族の絵。左がパパ、右はママ。真ん中の娘は手を上げて喜んでいる。頭から出ている芽は「いのち」を表現。千恵はこのイラストをとても気に入っていた。

 

千恵が亡くなる直前、内田先生は頻繁に自宅に見舞いに訪れた。

ストレスで何も食べられなくなった僕を叱り、介護で心が折れそうになった夜は「今、踏ん張らないでどうする。千恵さんには信吾さんしかいないから」と励ましてくれた。

 

 

2007年6月、内田先生との“再会”を喜んだ千恵。僕が内田先生の本作りに携わった縁で引き合わせた。約1年間、短い期間ではあったが、2人の濃密な付き合いが始まった。

 

 

「じゃあ、おっぱいやめます」(2007年6月22日)

 

福岡県行橋市の「内田産婦人科医院」へ行ってきました。


産科、婦人科には、昼も夜もありません。

夜中も呼び出されるから、ご自宅も病院も同じ敷地内。
ご自宅も兼ねた病院の外観は、こんな感じ。

 

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内田美智子先生です。

 

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最近お会いしたばかりなのですが。

実は7年前に、私たちは違う形で会っていたのです。

再会は、運命でしょうか。

 

お話の中で、驚いたこと。

 

先生から聞いた、あるお母さんのセリフ。

 

「授乳中の喫煙は、赤ちゃんに悪いんですよね?

じゃあ、タバコはやめられないから、おっぱいやめます」って。

 

 

えええええええええええ~~~~~!!!

 

どんだけええええ~~~~~!!!

 

と、先生も、若いお母さんたちの教育に頭を抱えていらっしゃいました。

 

 

私の女性友達にもタバコを吸っている人はいます。

 

でも、皆さん、妊娠や授乳はしていないし、マナーを守って吸っている方ばかり。

 

内田先生のお話は、強烈でした。

 

 

まずは、お母さんの教育から。

 

日本の未来が明るく美しいものになるために、私たちは何をすべきなのか・・・。