お許しください

 

昨日、2週間ほど休んでいたボクシングジムに復帰。久しぶりに対人練習をやったものだから、筋肉痛がひどい。

 

いつもは午前5時に目が覚めるのに、今朝はなかなか起きられなかった。無理はいかん。

 

遅い朝食を済ませ、コーヒーを飲みながら、力無く、パソコンに文字を入力している。

 

髪はボサボサ。目はしょぼしょぼ。

「じーさんになったねえ」と、亡き妻千恵の声が聞こえてきそうだ。

 

以下、千恵のブログを再掲。

前回のブログのテーマは「悲しみにどう向き合うか」。

今回は、下ネタ交じりの夫婦の会話。

 

その落差に戸惑う読者の方もいらっしゃると思うが、どうか、お許しを。

 

 

陰毛疑惑(2007年5月21日)

 

旦那の幼少期の写真です。

 

かわいい~。 現在、おもかげなし。

 

そんな旦那が今、朝一番にしていること、それは掃除。 

モップで床のほこりと毛をふき取り、リビング、廊下に掃除機をかけます。 

その途中で、「おーい」と声をかけて、私とムスメを起こしてくれて、その間に同時進行で梅醤番茶を作ってくれているので、私は起きたらそれを飲んでソファでまったり。 

 

な~んて、ステキ。

きれい好きな旦那でよかったよ~。

それでいいのか、わたし?!

 

その日、全ての掃除を終えて、自分で作ったみそ汁と玄米ご飯と納豆で朝ごはんを済ませた旦那。お茶碗を下げ、戻ってくる途中で、何かを発見した様子。

 

それは・・・

まぎれもなく~

 

陰毛 。

 

説明はいりませんね?

みんな平等に生えてる、髪の毛とは確実に違う、あの縮れた毛です。

 

旦那は、親指と人差し指で、その毛をつまみあげました。 

 

「おい、陰毛落ちとるばい!誰や~」 

「間違いなく君でしょ。」

「なんでや~。可能性としては、お前もやんか~」

「わたし、今、ないもん」

 

「あ、そうか・・・」

 

忘れてたのね?

その後、恥ずかしそうに、無言でその毛を処分する旦那。

 

抗がん剤は、髪の毛だけが抜けると勘違いしている人が多いようですが、薬によっては全身脱毛です。

わたくし、上も、下も、横も、顔も、全部毛がないのね~。るるる~。

 

でも、脱毛にも、いいことだってあります。

リビングに陰毛が落ちていたら?

堂々と、自分の毛ではない!と主張できます。

 

車に長い髪の毛が落ちていたら?

これまた堂々と、「自分の毛ではない!」と自己主張。

浮気、発見です。

でもまあ、メリットは、そのくらいですかね・・・。

 

そんなおちゃめな旦那が、新聞を読みながら言った今朝のひと言。

 

「幸せは、ぼーっとしとったっちゃ、やってこん。自分でつかみとらにゃあいかん」

 

たまには、いいこと言うよね、君!

 

でも、今日、君がつかみ取ったのは、

 

陰毛ですから!

残念!

 

外出のときはウィッグ(かつら)をつけています。