焚き火が恋しい季節に思う

 

妻が生きていたころ、僕たちは佐賀の山奥にある陶芸家の自宅に毎週通い続けた。

陶芸家の息子とわが家の娘は、ひとつ違い。仲の良かった2人は、山を駆け回り、海に行けば、びしょ濡れになって遊んだ。

 

僕と陶芸家は、飲んでばかりだった。

妻は、どこに行っても、食料探しに没頭していた。

 

陶芸家との付き合いは長いのだか、ここ最近は、彼の自宅に行ってない。

忙しい、というわけではない。

双方の子どもたちが成長したからだろうか、親同士が以前のように頻繁に行き来することがなくなってしまった。陶芸家に限らず、他の友人家族との関係もそんな感じだ。

 

陶芸家の庭の焚き火が恋しい季節。

バーベキューも楽しみたい。

久しぶりに、秋の食材と一升瓶を持参し、寄ってみようか。

 

娘と陶芸家の息子

 

おやつは佐賀海苔

 

 

うみはひろいなおおきいな(2007年4月11日)

 

今朝、洗濯機を回したら、カラカラ音がしました。

見ると、渦の中にどんぐりが5、6個。娘のポケットのチェックミス。

 

さて。

先日、久しぶりに海に行きました。

海に行っても、山に行っても、川に行っても、公園に行っても、

私がすることは、ただひとつ。

 

食料探し。

 

ふと足元を見下ろすと、何やら動いてます。

 

緊急事態です!!

何だかわかりますか?

 

ボケた・・・。

抗がん剤で壊死している私の爪にピントが合ってしまいましたね。

見苦しくてすみません。

砂の上の筋は、やつらが動いた道筋です。

びなです(サザエの子分。地域によっては「みな」とも言うようですね)。

ゆでたら、立派な酒のつまみです。

 

浜一面が食料だったので、うはうはと小躍りしながら大興奮しましたが。

冷静になってよく見てみると、どれもまだ子どもです。 

また、自分は食べることができないことに気がつき(遅いっ)。

「来年また来るから、大きくなってろよ~」

と声をかけたところ、「はい」と返事をしたとかしないとか。

さっさと砂の中へ戻ってしまいました。

 

しかも、あと3時間くらいしないと干潮にならない。

潮干狩りもできないことにようやく気がついたところで、

食料探しはあきらめて持参した弁当で、浜辺のランチです。

 

私は、風呂敷派です。

 

結婚の時に、母から譲り受けた40ウン年前の重箱です。

ひびが入ってるけど、今でも大事に使ってます。

 

基本の玄米おにぎり。

いつもは一個がこの2倍くらいの大きさですが、小さめににぎりました。

今日は家族以外の人も食べるので、具に動物性タンパク質あり。

具の中身は、右から、いただき物の鯛味噌とアゲマキの佃煮、ゴマ塩、ツワブキの佃煮。

私は外出時、おべんとうは玄米おにぎりだけで済ませます。

 

こんな天気のいい日に海で飲まない人はいない!

と、豪語する人がいたので、つまみの重も準備。

肉じゃが、えそちくわ、スモークチーズ、スナップえんどう。

おなかがいっぱいになったところで、浜で遊びます。

 

どんくさい私からつかまえられるくらいですから、このカニは相当などんくささです。

 

遊びに夢中になりすぎて・・・

 

むすめ、おもらし。

乾かなかったから、帰りはノーパンでした(笑)

 

浜の目の前にあるとっても素敵な家具&雑貨屋さん「RAGU」の女性店員さんに、玄米おにぎりを差し上げたところ、コーヒーを差し入れしてもらいました。私は飲めないけど、その気持ちがとっても嬉しかったので、ほんの一口香りをいただきました。

 

コースターは、女性店員さんの手作りです。

店内は、男性店員さん手作りのぬくもりのある木の家具の数々と、女性店員さんのセンスが光る手作り雑貨・アンティーク雑貨であふれていました。 

 

海からパワーをもらった幸せな一日でした。