梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)

 

旅先での外食が続いたためか、ここ数日間、体が重く不調だった。

そこで、昨日から、寝起きに一杯の梅醤番茶を飲んでいる。

胃腸がすっきり。疲労回復の効果もある。

しばらくの間、朝食は、これだけでよさそうだ。

 

娘とねすたは、ご飯とみそ汁。

 

そういえば、妻の闘病中、毎朝の梅醤番茶作りが、僕の仕事だった。

 

 

 

 

以下、千恵のブログ「朝食の効果」(2007年1月7日)

 

今までは、栄養面の指導をしてくれていた先生の考えに沿って、毎朝、ご飯とみそ汁と小魚(焼き魚)と納豆と海苔と漬物など、純和食を食べていた。

 

先生によれば、「朝、しっかりと和食で栄養を取っておきさえすれば、たとえ昼夜がいい加減な食事になっても、栄養のバランスを保つことができる」とのことだった。その通りで、大抵、昼ごはんはひとりで食べるので、いい加減な内容になってしまうことも多かった。

けれど、朝食をしっかり食べているので、昼は軽く食べても問題はない。

 

しかし、がん歴6年目ともなれば、さまざまな免疫療法をしている人との出会いもあり、さまざまな食事療法を自分で学ぶことも多くなってくる。そんな中、昨年秋、肝臓の腫瘍が大きくなってきたことと、抗がん剤治療に伴って、食欲が減退するというピンチにも見舞われた。

 

何しろ、口腔内に始まり、食道、胃、腸がただれているため、液体以外を受け付けないという状態が10日間も続いた。断食療法を自然に行っている状態だった。

朝だけではなく、昼も夜もまともに食事ができない事態が発生。

 

そのタイミングに合わせるようにして、先生が都合により、栄養指導を続けるのが難しい状態になった。でも、不思議なことに、すぐに新しい出会いがあった。その先生は、どちらかというと「朝だけ断食」で有名な石原結寛先生の考えに近い人だった。

 

「朝は腸のお掃除の時間」とのこと。

ピンチはチャンス。朝はイマイチ食欲の出ないツレと話し合った結果、しばらく一緒にその方法を続けてみようということになった。腎臓にトラブルを抱えているツレにとっては、良い話でもある。

 

というわけで、昨年末から、朝食は梅醤番茶と生姜入りの酵素ドリンクを飲んでいる。 

以来、抗がん剤を投与しているというのにもかかわらず、便秘にならない(抗がん剤は、便秘になりやすい副作用あり)。毎朝便意で目が覚めるという快調ぶり。 

飲み物だけだというのに、腹持ちが良く、腸がスッキリするのを実感できている。

 

「朝はお掃除の時間」。どのくらい効果があるのかは体験中だけど、体の反応としては良さを実感。数カ月、続けていくことにした。

その代わり、昼と夜はしっかりと栄養をとることにしている。

 

*梅醤番茶・・・手当て法において、万能薬と言われる飲み物。梅干しのクエン酸が血液を綺麗にし、醤油の酵素が内臓を活性化する。特に内臓の強化、下痢、胃腸の不調に効く。

 

作り方

1.湯のみに種を取った梅干しをひとつ入れ、箸で良く練りつぶす。

2.醤油を小さじ1杯強入れ、生姜汁を適量垂らしてさらに良く練る。

3.それに、熱く煮出した三年番茶を注いでいただく。

 

☆陽性の飲み物なので、空腹時に飲むようにする。

☆せっかくの手当てが無駄にならないよう、梅干しも醤油も添加物の入っていない本物を選ぶようにする。

☆試したいけど面倒くさい人には、自然食品の店で購入できる「梅醤エキス」がおすすめ。エキスに三年番茶を注ぐだけで、出来上がる。常備薬として置いておくとよい。