うま味を引き出す調味料
塩こうじブームの生みの親、浅利妙峰さんにトマトソースの作り方を教わった。
今日のランチは、このソースを使ったピザ。
娘が食べた感想は「やばいぞ、塩こうじ」だった。
妙峰さんは大分県佐伯市の「糀屋本店」の9代目社長。
2009年7月、世の中で塩こうじのムーブメントが起こる前、糀屋本店を訪ねた。
そのときに妙峰さんが発案した塩こうじのレシピは、驚きと感動の連続だった。
今回教わったトマトソースの作り方は、トマト缶(400g)に10%の塩こうじ(40g)を混ぜるだけ。いろいろな料理に応用できる万能ソースである。
最も簡単な応用料理はピザ。
生地の上にソースを広げて、チーズなど好みの具材をトッピング。
オーブントースターで焼けば完成だ。
食材費を計算すると、1人前約150円だった。
手作りの生地を作れば、100円を切るだろう。
「困るのは、他で食べるピザに満足できなくなること」と妙峰さん。
その通りだった。
娘は「やばい。これ、おいしい」。
「食欲がない」と言いながら、ペロリと一枚平らげた。
夜はこのソースで、シーフードパスタを作ってみようと思う。
妙峰さんに教わったハンバーグも、わが家の定番料理。
タンパク質を分解し、うま味を引き出す塩こうじ。
その可能性は無限大だ。