視聴者の言葉が全部、肯定的
テレビ局のディレクターから電話があった。
「すごい反響です」
先日、日本テレビの朝の情報番組で、
僕たち家族のドキュメンタリーが放送された。
行き違いで放送日の連絡が届いておらず、
そのとき、僕は海で友人たちとウェイクボードを楽しんでいた。
帰宅してパソコンで検索すると、
そのドキュメンタリーの動画が、YouTubeにアップされていた。
ネット上では「育児放棄の親」「毒親」「妻を殺した夫」などと叩かれた経験がある。
動画のコメント欄を恐る恐るのぞいた。
涙があふれた。
そこには、視聴者のみなさんのやさしく、温かい言葉しかなかった。
「心が動いた」という感謝の言葉もあった。
寄せられたコメントは否定的ではなく、全部、肯定的なのだ。
報われるって、こういうことなんだ、と思った。
ドキュメンタリーを見てくれた人たち。
コメントを書き込んでくれた人たち。
取材、撮影をしてくれた人たち。
このブログや本を読んでくれてた人たち。
これまで、僕たち親子を支えてくれた人たち。
すべてのみなさんに、
15年分の感謝を込めて伝えたい。
ありがとうございます。
いま、僕たち親子は幸せです。
妻の命日、日本テレビのディレクターが撮影(2023年7月11日)