倉知淳さんの連作短編集です。
とその前に。
本作とは全く関係ありませんが、先日帰省とあわせて久しぶりに関東から東北を旅しました。
そのお話は後日アップします
ということで、少し前に読了した本のご紹介です。
タイトルは非常に物騒ですが、内容は猟奇的というよりも、普通に(良い意味で)本格ミステリです。
共通する内容としては、死体がいろいろな状況で発生しますが、いずれも不可解。
これをそれぞれの状況から、登場人物の中で探偵らしき人物が、謎を解いていきます。
それにしても、安定の面白さです。
全部で4章あります。
それぞれが普通にはあり得ない(特に最初のゾンビが出てくるあたりは、某有名作品に酷似してますね・・・倉知氏も冒頭でその作家さんには許可を得ているとのこと)のですが、その中で、よくもまあこのように推理したものだと思わずうなってしまいました。
本作は、倉知氏デビュー30周年とのこと。確か、倉知氏は、若竹七海さんの「50円玉20枚の謎」にアマチュア時代に応募して採用されたのが、デビューのきっかけでしたね。
話はそれますが、上記の50円玉については、いまだにいろいろな作家さんが謎を解いていますね。それだけ魅力的な謎なのでしょう。
今までずっと追いかけてきて、安定して本格の世界で上質な作品を発表されていることに敬服してしまいます。
本作は、一応連作短編となります。
というのは、最後の章でちょっとした驚きがありますのでこの点もお楽しみです。
そんな感じで、読んで損はない1冊です。
