象潟は、特異な地形で国の天然記念物に指定されています。
以前は、日本三景の一つ、宮城県の松島のような入り江に島が点在する風景だったそうですが、1804年の象潟地震によって隆起し、現在は陸地に島が点在する風景となっています。
松尾芭蕉が旅したころは、それこそ松島のような絶景が広がっていたことでしょう。
それを少しでも偲ぼうと、とりあえず、島の点在する風景を求めて周辺を歩きました。
以前、仙台に住んでいたこともあって、松島へはなんどとなく行っていたので、この松島の風景は、頭に残っています。
歩き出すと、田園の風景の中に島が点在しています。
これだけでも、特異な風景にみえます。
この部分が、海になっていたら更に絶景だったのだろうとの思いがあります。
今日は、小雨が降っていて、少々歩きづらいですが、それでも、1時間程度歩いて、この絶景を堪能しました。
途中、撮影スポットの標識があったので、島の風景を撮ろうとしたら、ちょうど近くの線路に「いなほ」が!
鉄道写真の撮影スポットではないかと思ってしまえるほどのスポットでした。
その後、国道まで戻り、「松尾芭蕉が歩いた道」を辿って、象潟駅に戻りました。
ちょうどお昼時で、駅の近くで食べるところがないかと探していたところ、ちょうど駅前に喫茶店。
この喫茶店の名物があんかけ焼きそば。
マスターは本格的に中華の勉強をされていたらしく、美味でした。
少し話してみると、マスターは、以前国鉄バスの鳥海線で運転手さんをされていたそうです。
その後、中華料理の道へ進み、この喫茶店を営業されているとのこと。
思いがけず、美味しい料理と楽しく会話ができました。
時間が迫ていたので、急いで食べて駅へ向かいました。
もう1か所どこかで途中下車できそうなので、象潟から普通列車で秋田方面に向かい、岩城みなと駅で途中下車して日帰り温泉にたちよることにしました。
次回へ続く