しばらく間があいてしまいました。
といっても、私のブログを楽しみにしている方は皆無でしょうから、今後も自分のペースで書いていきます。
時間がたってしまったのには、理由がありまして、
7月上旬に3連休で実家の千葉へ帰省し、暑さに辟易し、(相対的には)涼しい北海道に戻って、仕事に励んでいたのですが、疲れもあったのか、風邪気味で一時熱が上がってしまい、会社を2日間休んでしまいました。
その間は、ほとんど寝て過ごしたこともあり、先週になってやっと体調も元に戻ってきて、読書もいつものペースで進めることができています。
ということで、本題の「あの日の交換日記」
辻堂さんの作品は、別著のアンソロジーで出会いました。
本作は連作短編集なのですが、アンソロジーでは、その中の1篇「被害者と加害者」が入っていました。
この作品、非常に心に残っており、切れ味抜群でした。
そんなこともあって、この短編が入っている本作を読みました。
連作短編ということもありますが、上記のアンソロジーを先に読んでしまっていたので、最初からネタバレっぽい中で読んでいきました。
この「被害者と加害者」にどのようにつながるかも興味深く読みました。
という以前に作品紹介がまだでした!
表題にある通り交換日記をしながら、謎を解いていくという作品です。
なぜ交換日記なのかというと、これは本編を読んでいただくとして、とにかくこの作品は、個々の短編の質が高い上に、各登場人物に少しずつ相関があり、最後の章で全てがつながるという連作らしい連作。そして、久しぶりに
「あーおもしろかった!」
と言えるような内容でした。
いつもの通り、鉄道ネタは作品内にないかと探していたのですが、さすがに皆無。
でも、作者の辻堂さんにちょっと違和感?が。。。
辻堂と言えば、東海道本線。この先に小田原、熱海と続く風景が目に浮かびます。
と思って調べてみたら、辻堂が地元らしく、それをペンネームにされたらしいです。
本作が非常に良かったので、他の作品も手に取ってみたいと思いました。