イラスト:蔦森えん

 

蒼の騎士団団長:レイファルド

トリニアータ王国第三王女:フィオレーネ(18)

 

〇あらすじ

二人の姉が同盟国に嫁ぎ、のんびり屋のフィオレーネの結婚相手は国内でとの父王の命令だった。

気乗りのしない結婚相手探しの舞踏会で、強引に迫ってきたのは「緋の騎士団」のアランドルだった。

振り回されて、逃げ出したフィオレーネが飛び込んだ部屋にいたのは「蒼の騎士団」の団長レイファルドの部屋だった。

執拗に追いかけてくるアランドルから匿ってくれたものの、その物言いと態度は冷たいレイファルド。しかし、フィオレーネの心にはしっかりと刻み付けられた。

 

自分の気持ちが定まらないまま、レイファルドのことが気になってしまうフィオレーネだったが、とうとう結婚相手を決めなければならなかった。

名乗りを上げたのは緋の騎士団団長のアランドルだったが、迷うフィオレーネの前にレイファルドも手を挙げたのだった。

そして、フィオレーネは迷うことなくレイファルドのプロポーズを受けたのだった。

とっさにその手を取ってしまったフィオレーネだったが、自分の気持ちの正体はわかっていないままだった。

 

〇感想

ヒロインは、かなりの天然で、自分の恋心に気が付かないままレイファルドを選んでしまうのですが、レイファルドはフィオレーネに聞いて、彼女の恋心を知っておりました。しかしながら、自分で気が付いてくれるまで黙っているという、ちょっといじわる君です。

かくいうレイファルドくんも、女性にあまり関心がなかったのに、フィオレーネに会った日に恋に落ちたそうです。

クールなヒーローが恋に翻弄されるのを苦々しく思いながらも逆らえないというのも、結構楽しかったです。

 

ライバル役のアランドルくんは、本当に暑苦しかった。

あれで女性が落ちるわけねーだろって暑苦しさだった。いや、少なくとも貴族の女性は引くだろって感じで、レイファルドくんのライバルとは認められない。

 

まあ、なんというか、全体的にふわふわと可愛らしいお話にまとめられていて、楽しかったなあという感想。

もうちょっと泣けたり、切なかったりを求められている方には不向きかなあ。