- 砂漠の雪 [ chi-co ]
- ¥627
- 楽天
イラスト:アオイ冬子
メティハ国国王:アシル(26)
白來国第一皇女:六花(16)
○あらすじ
新興国メティハ国からの突然の縁談の申し込みがあった。
白來国の資源を狙っている国が多い中、メティハは縁談を受け入れれば守ってくれるというのだ。
しかし、父王や兄たちは蛮族の国に六花をやるには忍びなく思っていた。
ところが六花は偶然、メティハ国が縁談を断わられた後に、戦を仕掛ける気だと知ってしまい、自ら縁談を受けることを了承する。
雪に覆われた白來国と違い、メティハ国は砂漠の暑い国だった。
性に奔放なお国柄で、アシルの後宮には何人もの妃が存在していた。
あらかじめそのことを知っていた六花は、覚悟を決めてメティハの国に嫁いできた。
一方アシルは、てっきり断わられると思っていた縁談に、姫自らが応じてきて驚いていた。そればかりか、初めて目の前に現れた第一皇女は、我侭で高慢だと思い込んでいた姫とはかけ離れた、儚げで控えめな愛らしい六花だった。
一目惚れしてしまったアシルは、彼女に嫌われたくなくて、後宮を急いで解体しようとするが、それぞれの妃の国の思惑が絡み合い、すぐに解体することが出来ないでいた。
後宮の存在を受け入れようとする六花と、妃は六花一人と決めるアシル。そして、正妃の座を諦めきれないでいる側妃たち。各々の思惑が絡み合う中、アシルと六花の婚礼がもようされるのだった。
○感想
とにかく王様がめちゃくちゃ可愛いです。
新興国の王に若くしてなっちゃって、向かうところ敵なしで、ちょっと調子に乗っていました的なやんちゃな王様。
女性関係も結構やんちゃだったんだけど、政治的な絡みから側室たちに興味を失って一年。跡継ぎがー、正妃をもらえーと臣下たちから突き上げられて、だったら政治に無関係の誰からも文句が出ないような高貴なお姫様をお飾り妃に貰って牽制しようと思ったら・・・お姫様があんまり可愛くてマジになってしまいましたという落とし穴。
本来気性の荒い性格なのに、可愛い可愛いお姫様に嫌われたくなくて、でもカッコよく思われたくて一生懸命な王様が・・・可愛すぎるっ!
後宮も存続の方向だったのに、お姫様のために解体しようとするんでねー。まあ、簡単にはいかなかったんですが。
それもこれもお姫様に嫌われたくないため。十歳も年下のお姫様に気を使いまくるところが、楽しかった。
過去のやんちゃぶりは、家臣に反省させられていたしね。
あと、側室たちには自分の名前を呼ばせなかったのに、六花には正確に呼べるように自ら教えたりとか。
初夜の後のニヤけ顔を側近に指摘されたりとか。
あと、閨ではやたらと「六花、六花」と連呼してます。独占欲ですかね?かわいい。
とはいえ内容的には二人のいちゃラブだけではなく、側室たちとの絡みの方もあったりして、子供と引き離された側室は可哀相だったな。
イラストも良かった。
星4になったのは、お姫様が控えめすぎて物足りなかったところかな~。
評価的には4.5でも良かったかな。