◆性格と免疫力
性格は免疫力に影響を及ぼすと言われています。
「くよくよ悩む性格」より「楽観的で悩まない性格」の人の方が、
免疫力は高いのです。
交感神経が優位のときは免疫力は低下します。
「くよくよ悩む性格」とは、何か決断を迫られたとき、
どっちがいいだろうかと長時間悩む性格のことです。
◆買い物で差がつく
「悩む派」は、買い物をするときも、
どれを買えばいいのか、長時間迷います。
「これもいいな、あれもいいな」
「別の店でもっといいのがあるかも」
「インターネットでも検索してみようか」
となかなか決断できるせん。
買った後も、
「あっちのほうが良かった」
「これを買って損をした」
と心が休まりません。
神経は常に緊張しているため、免疫力は下がりっぱなしです。
これに対して楽観的な人はおおらかです。
買い物も「とりあえず買ってみよう」と決断が早く、
失敗の買い物をしたときも
「こんなこともある、次いってみよ~」と切り替えが早いのです。
こんな人は副交感神経が優位であり、免疫力が高いと言えるでしょう。
◆試験で差がつく
学校での発表や試験のときも、差が出てきます。
学校での発表や、仕事でのプレゼンのとき、みなさんは緊張しますか?
試験のとき、緊張するほうですか?
「悩む派」は心が休まりません。
「失敗したらどうしよう」と寝つきが悪くなります。
当日もガチガチに緊張して、実力が出せないこともあるでしょう。
「楽天家」は、「なるようになるさ」と開き直っています。
当日も結構楽しんでたりします。
免疫力が高い人は、風邪にも引きにくく、
がんなどの病気にもなりにくい傾向があります。
買い物は「えいやっ」と決断する。
人前での発表や試験は「楽しむ」。
「明日は明日の風が吹く」が、病気にならない秘訣かもしれません。
参考文献
1)安保 徹:『自分ですぐできる免疫革命』,大和書房,2007