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90分のクラスの中で起こっていたこと、

みんなが感じていたことをシェアすることを目的に、

スタッフの目線からまとめたキロクです。

おやこのあそびの瞬間を切り取った写真と
違った角度から見たみんなの様子から、新たな気づきがありますように。

 

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🏠 西船橋教室/四ツ谷教室
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西船橋教室と四ツ谷教室の
キッズコースの様子をまとめてご紹介します。

  

〇はじまりのあそび
暑い中、みんな元気に教室に来てくれました♪

涼しい教室に着くと、お茶を飲んだり、ひとっ走りしたり、どんな場所なのか観察したり、

 

それぞれのリズムで過ごし始めます。

 

涼しげな海の生き物「クラゲ」を作りました♪

 

どんなクラゲができるかな♪

 

創作用に出していたシールで、顔が彩られました♪どう使うかは自分次第。子どもたちの「そうくるか!」という発想が、おもしろい。

 

初めて会った仲間、名前も年齢わからないけれど、一緒にあそんだら、もう友達。子どもたちの世界では、「あそび」が人と人とをつなぐ共通言語です。子ども同士だけでなく、大人と子どもも同じ。大人の皆さんが一緒にあそんでくれるから、回を重ねるごとに、誰が誰の子か分からない状態になっていますね。大人も子どももフラットに。あそびを通して繋がっていきます。

 

〇大人のシェアタイム
大人同士のシェアタイムは、大人の個性がキラリと輝きます。感じたことを言語化する時間は、自分との対話時間でもあり、大人同士の化学反応が起きる時間でもあります。誰かの話や表現を聞いて、思い出したことや新たな気づきがあった方もいるのではないでしょうか。自分の感じていることを言語化し、仲間の話を聞くことで、あそびの中でキャッチすることが増えていく。大人ならではの、世界の深め方です。

 

〇ふれあいあそび
お名前よびからスタート♪

お名前が呼ばれるまで、そして呼ばれた後に自分で「こうする」と考え・決める時間に

その子の「今」が表現されます。

 

ママとパパに見守られながら、素敵な笑顔でお返事。自分の順番がくるまで、仲間の様子をよく観察していましたね。「こうしよう」と決めて、それが表現される過程で、子どもたちは様々な気持ちを感じているのだと思います。その横で、自分も振り付けをやってみている弟くん。その時の環境や一緒に過ごしている人たちから、みんなそれぞれが刺激を受け、どうしたいのか決めていきます。

 

大人のみなさんが、自然と作られている、「子どもたちが、自分で決める余白」の時間が、彼らの成長の肥しになっていると感じています。

 

まるっと受け止めてくれるママの笑顔とぬくもりに包まれます。

 

私たちは、この時間ここにいるの。と言葉で交わしたわけではないのに、暗黙の了解で「いつもの場所」でお返事する子たちも。

実は、乾杯もしていました♪

 

ふれあいあそびでは、夏や野菜にちなんだあそびを用意しました♪

 

大きな動きのあるあそびを、パパと一緒に。非日常を味わえる大きな動きもおもしろいし、パパにしっかりと抱えられながら、守られている安心感も感じるね。

 

どんな色が好き?の歌に合わせながら、野菜にタッチをするあそびでは、子どもたちの沢山タッチしたい!という気持ちが溢れた時も。それを見ていたママが、わが子へ「みんなのキュウリだよ!」と声をかけました。ママのユーモアが溢れる絶妙な声掛け。

 

おやこクラスのグランドルールに、「いっしょにあそぶ中で起こること、一つひとつを大切に」という言葉があります。子どもたち同士が一緒にあそぶ中で、気持ち一緒にあそぶこともあれば、こうしたいが重なることも。もめ事を含め、子どもたちにとって一つひとつ大事な経験だと分かっているけれど、どう見守るか、声をかけるか悩むこともあるのではないでしょうか。

 

目の前の状況や、その子の今に合わせて、その場で最適解を出していくことが、子育てでは求められることがあります。誰かの表現や関わり方を知ることで、選択肢が増え、より自分の心にフィットするものを選んでいける。一緒にあそぶことで、大人の学び合いが生まれています。

 

 

スイカ割りでは、棒に見立てたプールスティックを手にした瞬間、目の奥に炎が灯る子どもたち。

目の前のことに一瞬で集中できるその夢中力が素晴らしい。

 

 

「よーいスタート!」と声がかかるまで待っている子どもたちの姿に、みんなの成長を感じました・・・。

 

 

〇五感あそび

今回のテーマは「夏野菜」♪

 

最初はいろんな野菜を、五感で感じる時間から。

ごつごつの感触、つるつるの感触…視覚を遮断してみると、より野菜の面白い形や感触に気づくかもしれません…。

五感のあそび定番の「これは、何かな」クイズ。子どもたちも流れが分かっていて、ワクワクが顔に出ている子も。答えがわかったと静かにニヤニヤしている様子も見られました。

 

 

普段は触れる機会があまりないかもしれない、野菜の「葉っぱ」

 

何の野菜かな?実は香りが大ヒント!

正解はミニトマト!かいだことがある匂いだ!と分かった大人もいました♪

普段野菜に触れる機会が多い大人たち、さすがでした。

 

同じ葉っぱでも大きさも形も全然違う!自分よりはるかに大きな葉っぱ。

天井に届くかチャレンジ…♪

お日さまの光を浴びて、ぐんぐん高く大きく育ったものたち。

生きているエネルギーを感じます。

「トウモロコシでしょ?知ってる!保育園で見た!」と教えてくれる子がいました。
この時代の子どもたちにとっての「経験」の大きさを感じる一言。

 

さぁ実際の実(トウモロコシの実)が出てきたよ!

どんな風に剥いてみる?中はどうなっているかな。

ワクワクが高まります…! 

 

その場で引っ張り合い/助け合いの遊び・コミュニケーションが生まれたり。

 

 

「ドレスみたい!」と表現をする子がいたり。

 

ひげを引っ張るとどんどん長くなるあそびも…!

 

じつは、トウモロコシの実の本数=ひげ(=めしべ)の本数、なんですって♪

知れば知るほど、野菜=植物としての面白さがそこにはあります。

 

〇手先の集中

今回、さやえんどう・スナップエンドウなどのお豆も用意しました。

細かな手先の動きが楽しい時期の子たちが、集中モードに。

 

そっと一緒に中を開けてみて言葉を交わす親子、

どうやったら中が見えるんだろう…自ら試行錯誤する子もいました。

 

さやえんどうの中身は開けて見たことがなかった…こんな可愛いなんて♪とある方がおっしゃっていました。
中を開けてみた時の発見・躍動…子どもたちと同じ驚きを体感しているようでした^^

 

〇子どもたちから湧き出る「こうしたい」

さて、お店屋さん始動です!

野菜が並んだテーブルを目の前に、どんな素材に心惹かれ、何をするかは

本当に子どもそれぞれで、その子の「個性」と「今」が現れる瞬間でもあります。

こちらは形や感触を感じている二人の様子。

長いきゅうりを手にぽきっと折ってみたいと感じてやってみる。

つるつるのなすの感触を確かめて転がしてみる。

形状や感触…五感でキャッチして湧き出る「こうしてみたい」

そこには枠がなく、好奇心のままに実験をしているようです。

 

目の前に並ぶ野菜を手にとり、そっと口に運ぶ子も…笑

これ実は、野菜回恒例のシーンです爆  笑

「これ好きなやつだ!」と瞬時にゲットして口にする子もいれば

(どんな味だろう…)と経験したことない野菜をそーっと口に運ぶ子も。

 

〇道具が出てくると目を光らせる子たち

道具が出てくると自分のポジションを確保し、仕事のように

作業を楽しむ子たちもいました。

「みんなの分つくる!」と張り切って店長のように手際よく作っていく子、

自分の心に留まったお気に入りの素材が水の中で揺れて動くのを見つめながら堪能する子。

 

ピーラーに挑戦している子もいましたね。

やったことないのに…とコツをつかんで自らの力で上達していく姿を

嬉しそうに頼もしそうに見守るママの姿。

適度に見守る、が彼女の力をぐんぐん伸ばしていました。

 

それぞれ「自分はこうしたい」に熱中するおやこ。

それぞれ自分のやりたいことに集中する没頭の深さが回を増すごとに上がっていく。

心地よい空気が流れていました。

 

ベビー期の子どもたちに大人気のソースボトル。特に子どもたちの心をつかむのが、「丸いキャップ」。あのツルンとした感触、そして口の中で探求するのに丁度よい大きさがたまらないのでしょうか。今回、素材と共にベビーのみんなにはソースボトルに入れたお水をお渡ししましたが、早速、丸い部分を発見しましたね。どちらかが先に発見したのか、はたまた偶然か、シンクロが起こっていました。テーマの素材ではなく、共に出した道具の探求に勤しむ子どもたちもいます。ひとつのことを、十全と探求する時間の中で、五感を耕し、頭をフル回転させ、物の仕組みを理解していきます。その横で、その集中を切らさないよう見守る親のみなさんの存在が温かい。

 

 

水とのコラボが美しい&楽しい野菜たち。

水気を失ってしんなりした野菜も水を含むとみずみずしく生き返ります。

大きな水槽で野菜を触ったりかき混ぜたり。

キラキラ光る水面は美しく、子どもたちと同じように見てみると、

子どもたちが顔を近づけてじっと見入る理由がよくわかります。

 

豆の皮を水に浸したり、下から見ると透き通って光を通して美しいと親子で発見し、共有♡

同じ緑でも色味や光の通し方が全然違う。

この素材のこの色味が好き、この遊び方が好き。

それを自ら見つけた瞬間の高揚…!

子どもたちが遊びに夢中になる感覚を再体験しているような素敵なシーン。

 

 

トレーの上で遊んでいたら、水を張ったトレーを強く触ると、きゅっきゅとなる…!この発見に夢中な子、

水が入ったペットボトルを眺めたり持ってみたり。重さや水が揺れる様子が楽しかったかな。見つけちゃった!と満足そうな子。

 

 

野菜の輪切りを転がしたらどうなる?の実験も。

子どもたちの発見により、予想外のあそびがたくさん生まれていました♪

 

▼おとなたちが挑戦した顔の創作

普段捨ててしまう野菜の切れ端も、一つ一つ形や色が違う面白さがある。

どう置くかで表情が変わる…大人の遊び心が光りました!

 

ぼくはパパと一緒にやりたい!そんな気持ちを感じたシーン。

パパとの心の共有を楽しんでいたね。

 

今回の野菜回、いかがでしたか?

(余った&食べられそうな野菜たちはできる限りスタッフが美味しくいただきました^^)

 

家族にとって日常に近い素材、野菜。 

子どもたちにとっては

野菜=スーパーに並ぶもの、ママパパが触るもの、

となっているかもしれませんが、

スーパーで一緒に野菜を見て選んでみる、冷蔵庫に入れてみる、

一緒に調理する中で関わってみる、野菜の切れ端で遊んでみる、

など様々に触れる中で、彼らの五感が刺激されたり、学びが深まっていきます。

  

野菜に触れる機会が増えると、食卓も豊かに楽しくなりますね!

 

今回もクラスを通して、親子の日常がより豊かになりますように♪

次回は、自然物×えのぐです。次回も思い切り遊びましょう!

 

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***みんなの感じたことキロク****

久しぶりのクラスでしたが、息子は花まるに行くことをとても喜んでいました。 また、以前には見られなかったような行動(自分がタッチした野菜の絵に他のお友達がタッチすると、お友達の手を払いのけるようにして「僕が!僕の!」をアピールしていた。)が見られて、そうなふうに独占したい気持ちや、アピール方法が芽生えたんだなと成長を感じました。 このような場面になった時、やはり他の場面だと対外的に親としてはつい怒る口調で制してしまいがちですが、花まるではちょっと見守ることを温かく受け入れていただけるので本当に心が安らぎます。 夏の野菜達も毎日手にしているようで新たな発見があり、自然のものってやっぱりおもしろいなと感じました。

 

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子どもたちが自分の興味関心に対してそれぞれ探求している姿が印象的でした!

 

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クラスの後、クラスで扱った野菜が食卓に並ぶと、「しおりん先生のとこの」と言って、一口は食べるようになった娘。えんどう豆を取り出すことがブームになり、茹でる前の下拵えをお願いしても、茹でた後のものを食べるときも、必ず全部さやから豆を取り出し豆を大事そうに扱っています。 クラスでさやの中から出てきた豆を指先でつまみながらしげしげと眺めていたのですが、きっとすごく集中して心が動いていたんだなぁと思いました。私も素材ひとつひとつにすごく心惹かれました。野菜は当たり前ですが植物で、大きくより美しく改良された実や葉は芸術品のように美しいものだと改めて感じました。特に癒されたのはとうもろこしを包む皮です。ほのかに透ける感じの緑と、感触が特に心地よかったです。 娘がやりたいことを曲げずお友だちをバスケのディフェンスのように防ぎながら水入りたらいを独占する様は、親として見ていてハラハラしましたが、ここでは見守る、と構えることができました。頭では一緒にやらないとと思っている、でもここは自分の思い通りにしたい…という葛藤が動きにも表れていて、彼女なりに頑張って経験を積み上げているんだと思えました。夢中になれるものがあると、周りが見えなくなる特性もあらわれていて、照れ隠しや注目を集めるとあえて何もしなくなる独特の表現があるんだと気づきました。本当はめちゃくちゃ興味があるのに、仲間たちがノリノリでやっていると、逆に入るのが難しい、信頼している先生に対しても言い出すタイミングを失う不器用さもです。家族だけで過ごしているときには気づかない姿が見られるのが新鮮でした。