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90分のクラスの中で起こっていたこと、

みんなが感じていたことをシェアすることを目的に、

スタッフの目線からまとめたキロクです。

ストーリーが詰まった一瞬を切り取った写真と
違った角度から見たみんなの様子から、新たな気づきがありますように。

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西船橋&四ツ谷、キッズコース1月の様子をまとめてご紹介します。

 

*はじまりのあそび*

紙皿をシールやマスキングテープ、クレヨンで彩っていきました。

作業台の段ボールも回を重ねるごとににぎやかになっていきますね。 

 

シールやクレヨン・ペンを使った彩り方にもその子の「個性」や「今」が現れます。

すべてのシールを使う子もいれば、たくさんのシールからこれ、と選んで貼る子も。

スピード感をもって集中して仕上げる子もいれば、

周りの様子をキャッチしながらじっくり仕上げる子もいます。

 

3歳を超えた男の子たちは「これで完成」と区切りをつけると、
紙皿の作品を飛ばし始めました!

作っているときに飛ぶイメージをしていたのかな。

 

彩られた紙皿は後ほど五感あそびで使いますよ♪
  

〇子どもたちの間で起きる連鎖反応

さて、早速、一緒に過ごすからこそ起きる連鎖反応が生まれていましたよ。

 

▲シールを顔にペタリ!ほっぺやお鼻にシールをつけている子がいました。

その様子をキャッチして、私もと顔にシールを貼り、一緒に走りまわります♪

 

▲紙皿とシールが入っていた豆腐カップをテープでつなげるという予想外のアイデアが生まれました。

  

それいいねと言わんばかりにまねっこする様子。おやこクラスではまねっこ大歓迎!

まねっこしていても決して同じ作品は生まれないし、唯一無二の作品になります。

そしてまねっこはあそびや表現の引き出しをさらに広げてくれます。

 

その後、作品をブーメランのように飛ばすという遊びが、二人の中で生まれました。

  

特別な言葉を介さなくても、

それ面白いと思ったら、やってみる。

互いの連鎖反応で予想外のおもしろいあそびが生まれていきます。

 

*おとなのシェアタイム*

今回のテーマは年のはじまりということで「今年の抱負」をシェアしました。

 

この時間は、おとなのそれぞれの「個」と「今」が輝く時間。

想いや「こうしたい」の気持ちが響きあい、学び合いや共感、それぞれに応援の気持ちが湧いてくる時間でもあります。

  

昨年も参加されている方からは
「去年も同じことを書いたのですが、今は少し進化していて…」
「去年と今年は全然違っていて…」

と自分や家族の状況の違いを比べる言葉もありました。

「願い」の中には、参加者の方が大切にしている核の部分や、
変化や気づきが表れます。

子どもたちに関わるおとな一人ひとりが

それぞれの想いを大切に自分の人生を生きていくことが

一番子どもたちにとって学びであり、心の栄養だなぁと改めて感じます。

 

今年も、それぞれにとって、素敵な一年になりますように…^^

 

▲西船橋では絵馬を書きました。四ツ谷のみなさんにもお渡ししていますので

よければ、言葉にしてみて残してみてくださいね。

 

*ふれあいあそび*

 

〇場をつくっていく子どもたち

 

花まるはじまるよ♪の歌が始まると、

これこれ!というように身体を揺らし始める子どもたち。

途中、「1と1で…」と知っている歌につなげて歌い出す子がいました。

 

そこに乗っかっておとなも子どももみんなで合唱。

みんなを先導して歌う子もいれば、手を叩いて喜ぶ子もいれば、踊り出す子も。

子どもたちがおとなたちの手をひくように場をひっぱって作りあげていく瞬間でした。

  

 

〇おとなのあそび心

 

たこたこあがれ~♪の歌が始まると、アレンジをはじめるおとな達。

子どもたちの反応を楽しみながら、「おっと、凧がびゅ~ん」とダイナミックに動かしてみたり

着地させて、また飛ばしたり。
教室がおやこの楽しそうな声で満たされました♪
 

一人ひとりの「こうしたらもっと面白い」で空間が作られていることを

実感します。

 

ここからは皆でお正月あそびを楽しんでいきます♪
まずは「福笑い」から!
 
〇予想外・偶然を楽しむ
「これは何だろう?」「目!」

顔のパーツだと気づき、早速手に取っていく子どもたち。

  
リレー形式で順番にパーツを貼りつけていきます!
「3・2・1…」スタッフが隠していた布を取ると…

じゃーーん!!

皆さん、大笑い笑い泣き
まったく予想していなかった完成形になりました!
  
「眉毛が目みたいでかわいい!」
大人たちが大絶賛する中、3歳の男の子がスタッフに近づいてきてこう言いました。
「ここに貼ってみたよ。」
彼が持っていたパーツは「眉毛」のつもりで作った2つの黒い楕円。
彼は「顔を作る」というルールを理解し、意気込んで順番を待っていた様子でした。
最後に順番が回ってきて目にした顔は、多分彼にとっても予想外だったと思います。
ちょっと迷ってパーツを貼った後、駆け足で列に戻っていきました。
考えた末に、黒い楕円を目にしてみた、ということだったのだと思います。  
グランドルールで大人の皆さんに伝えている、
「予想外・偶然も楽しみながら」あそぶ姿勢、そのもの!

   
いつも、「こうしたい」というイメージを強く持って作品作りに没頭する彼が、
「皆で作る」というこのあそびの中でこのやり方を選んだことが

本当に素晴らしいですし、たまらなく愛おしく思いました。
  
たくさん笑ったので、きっと今年もたくさんの福が皆さんに舞い込むはず!
  
〇それぞれの実験と挑戦

先ほど作った紙皿が再び登場。

紙皿の裏と表の真ん中にそれぞれあるアイテムをくっつけると…


コマに変身!

貼り付けたペットボトルキャップを指先でおさえて、クルッとひねる。
同時に手を離すのもレベルが高い動きです。
集中して、何度も繰り返すうちにどんどん回るようになっていきます。


もちろんアレンジは自由です!
くっつけた豆腐カップを持って回してみる。

 

台の上の方がよく回るね、と大人が話しているのを聞いて、

荷物の中にあった箱を持ってきました!

 

色んな素材を目の前に置くと、皆の実験が始まります。
パーツをくっつけるだけで、いろんなものがコマになるね。
丸くないものはどんな風に回るかな?

 

セロハンテープをはめる部分のパーツが、周りながらビー玉を発射する装置になりました!
ある子が外したセロハンテープの芯を、大人の方が「回したらものすごくよく回る!」と発見。
それを見ていた子が、横からビー玉をそっと載せて。
皆のあそびの連鎖で生み出された、奇跡の発見でした!


 

ちょっと違う回し方もできそう!



回っているものの上でコマを回したらどうなるかな?


前回の音の回に続き登場したビー玉を、子どもたちはそれぞれの発想で探究していきます。

ビー玉を上に載せて、落とさないように歩く…。

 

色んな容器に移しかえる。

自分の「好き」を集めて。
今一番集中できる、心地いい自分だけのスペースで探究していたね。


  
巨大ゴマもどーん!と登場。

回せるか!?

最終的に、どちらの教室でも「皆で乗る」に落ち着きました♪


「中華料理屋さんみたい…!」回しながらクスクス笑う大人たちでした。


〇見て感じて心のままに描く

最後は、恒例の描きぞめ。
文字を書くことにこだわらず、自由に筆で半紙に描いてみる時間です。

 

スタッフが持ってきた途端に気づき、筆を取りに来る子が。
昨年も経験して、楽しいものだと知っているよね。

 

筆の置き方、動かし方、水のつけ方、広げ方。

すべてが、子どもたちの「今」の表れ。


 

描けるものは、紙だけではありません。感触もきっと気持ちいいはず。

 

ママといっしょに心地よく描く。

子どもの表現に、大人の「こうしたい」を掛け算して生まれていく作品もありました。

 

壁にも思いっきり、どうぞ!

「思ったよりも太く長く、力強い線を描いていて…」
と、お子さんの様子からの気づきを言葉にしてださった方がいました。
きっとこの子はこうするかな?と想像したことと、
目の前の行動が違っているとき。

子どもの「個」の輝きと成長に気づく瞬間でもあります。
  

最後は、幸せな「だっこしてぎゅー」のうたでさようなら。



今日もあそびきったね!

 

**おまけ 今月の「見て!」**

ありのままを受けとめられる場だから、スタッフに「見てほしい」アピールをするようになる子どもたち。
あるいは、大人の「かわいい!」に反応してはにかむ瞬間。

そんな宝物のような「見て!」が今月もありました♪
  
▼今日一番のポーズはこれ!

▼素早いステップ、ちゃんと見ててね!


▼今、撮って。

▼マイケル・ジャクソン!?


 

◆クラスの詳細・参加申し込みはこちら👈から◆

1回から参加OK!毎月通う会員の方には特典もあります♪
🏠 西船橋教室/四ツ谷教室
※出張開催もお問い合わせください♪

 

***みんなの感じたことキロク****
今回も先生たちに披露する折り紙を持参でした。手に折り紙を握りしめて教室へ向かう姿が逞しくなりました! お正月遊びは内容が盛りだくさんでどれもこれも楽しかったのですが、中でも親子クラスならではの場面が印象的で、他の子がセロテープを使った後にセロテープの台から芯が取れてしまったのを私が見て、これ駒に出来ないかなと模索していた時にささって息子が側からビー玉を入れて回し始めた連鎖がとても感動でした。 用意されていない不意な出来事から起こる遊びがなんとも嬉しいし、見つけた!って親子で共有できる喜びがあります。 またそんな発見が出来る感動を味わいたいです

 

先生からルールがある遊びができるようになってきた、と言われて、あ、たしかに!と思いました。こう言ったらこう返す的なノリがほんとに好きです。 あとはビー玉をハートの上に乗せて落とさないように歩いていたのが印象的でした。 力加減とバランスが上達したのかな?笑 日本のお正月遊びを体験できて良い経験になりました。自分の生まれた国の遊び、風習たくさん触れさせてあげたいです。


お正月遊びはもう少し大きくなってからかな、と思っていましたが、今の子の年齢に合わせた遊び方でバリエーションがこんなに広げられるんだ!と私自身もとても楽しかったです。 娘は、いろんな遊びを楽しみながらも自分の持っているものとのかけ合わせをとても楽しんでいて、混ぜて遊ぶ様子は面白いなと感じたし、自分のものが大好きなんだな〜とも思いました。 書き初めでは、力強く線を引いているのが印象的で夢中になって真剣に紙に向き合っている姿がたまりませんでした♡ やり尽くした満足感の顔もとっても素敵でした。

 

すごく印象に残っているのが "息子が青のビー玉をめぐって、お兄さんと少しバチバチした" ということです。 あまり色に執着がないと思っていて、大貴にとってビー玉はビー玉で、ビー玉ならなんでもいい、色は関係ないと、母は思っていました。でも「青がいい!」と自分で主張して、その上でたくさん集めた青を少しお兄さんに譲って。。。きちんと相手のことを考えて、自分の主張も通してコミュニケーションがとれるようになったなぁと思いました。そして、そんなに青が好きなのか!!と新たな発見でした。 書き初めも楽しかったようで、はじめは母に手伝ってもらいながら恐る恐る書いていたのに、水で絵の具を溶かして、それをつけて書くことに気づき、最終的には「絵の具入れて」というところまで自分でできるようになっていて、びっくりしました。さすがに  同じところに書きすぎると紙が破れる   というところまでは気付かないかなぁと思っていたら、家に帰ってから「書いたら紙破れたよねー」と突然教えてくれて、そこまで気づいたか!とびっくりしました。素材からどんどん遊びの中で学んでいくとはこういうことなのかと実感した瞬間でした。

 

おうちにいるかのように(笑)喜んだり笑ったり、 時にすねたり、目の前の素材に夢中になったり… こういう場が家以外の外にあるということが本当に母としてありがたいな~と感じました。 保育園では表現、となるとしっかり言われた通りに、 が強く、「今日も〇〇くんやらなくて…」と言われることが 増えてきました。おうちではあんなにも保育園でやった歌や太鼓、 ダンスを生き生きとやるのに…外でその熱量や表現が発揮できるように なっていくことを母としてはどうしても願ってしまうのですが、 おやこクラスはそんな母のモヤモヤがすっ飛んでしまうぐらい、 息子が生き生きと表現を楽しんでいると感じています。 それもあり、息子が本来持っている内なる熱量や表現、言葉を余すことなく 発揮できる場が外にあるということが本当に嬉しく、こういう場が架け橋のようになりながら外の世界で、息子らしく表現をしたり周りと繋がりながら、生きていってほしい、と感じます。  
 認められるのが嬉しい、先生に見てほしい!が強いのは予想通り、その場でヒーローのような体験ができた時は鼻の下が伸びるほど得意げでした(笑)