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本ブログは木曜日の年少さん&2~3歳合同クラスの様子を
お伝えします…♪
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「こんにちは!」
自分の足で来て、自ら挨拶をして靴を脱いで
スタスタ入る子、おやこ手をつないで入る子…
今日はどんな遊びをするのかな、という表情。
来た時から子どもたちのワクワクを感じていました。
子どもたちにとって、
おやこクラス=自由に自分を表現できる場、思いきり遊べる場
になっているんだな~と思う瞬間です。
置いておいたシフォン布をかぶってかくれんぼを始める子。
虫のシールやお花紙をシフォン布でくるんで遊んでみる子。
絵本を読んでみる子。
それぞれ思い思いにクラスまでのじかんを過ごしていきます。
年少さんは年少コース「運筆」の特別ミッション!もチャレンジしましたよ。
じかんになったら、クラススタートです!
まずはいつものふれあいあそびから。
子どもたちは決まっている流れ(ルーティン)が好きだよな…
と感じることが多いのですが、
今回も子どもたちはふれあいあそび開始からウキウキでした。
流れが分かっているからこそ、自分でその時間をコントロールして楽しめる感覚
があるのかもしれないですね。
さあ、バスに乗って出発です!
一人で走り出す単独バスもいましたよ^^
楽しくて身体が動いて止まらない様子。
最近1歳になった子も(本当におめでとう!大きくなったね!)
歌に合わせていちにいちに…前に進みます。
▲バスが落とし穴にハマってしまいました。
一斉にしゃがむ子や、ママの足につっこむ子。
そのときの表現の仕方はそれぞれの子や家族によって違うから面白い。
表現する楽しさはここにあるなと感じます。
バスは、たんぽぽがたくさんある草原にやってきました。
身体を動かしながら、生き物や植物…その世界に入りこみ、楽しめる尊い時代です。
世の中には、色んな世界があって面白いね。
まだまだ知らない世界っていっぱいあるよ、いろんな生き物の世界に入りながら
おとなが知っているワクワクを共有したくなるのです。
たんぽぽは”わたげ”に変身!
ふわふわふわ~空を舞うわたげを全身で。
おとなも子どももクラス中を駆け回ります。
▼身体を壁にピタッとつける様子の二人。
それぞれが自由に遊んでいく中で、
時にふと互いがシンクロするシーンがあります。
それぞれが影響しあって、その場のあそびが作り出されていきます。
さて、わたげは川にやってきました。
川にはおたまじゃくしさんたちが、カエルになるために特訓をしています。
みんなで片足をあげてすいすい~!今回はこの動きにチャレンジです。
壁に身体をつけて片足上げにチャレンジする子も。それぞれの工夫が光ります。
おやおや、何度も自分の力で試す子がいました。
みんなの注目が集まります。
よいしょ!すごい…長い時間できたね👏
こうしてみたい!と思ったように体を動かしてみる。
身体能力が上がり、身体のチャレンジが楽しくて仕方ない、この時期。
これはできるかな?の声かけに子どもたちの目が光ります。
川が流れているよ、飛び越えてみよう!ジャンプ!
少し考えて、ママの手を借りることを決めた子がいました。
やってみよう…その気持ちを感じて見ていて心が動きました。
ナイスチャレンジ!チャレンジの後はなんとも晴れ晴れとした表情。
ミッションにすぐに身体がうずうず動く子も。
それぞれの個性が素敵です。
物事への入り込み方の違いが面白いし、
その中にそれぞれドラマがあります。
身体を思いきり動かした「動」の時間のあとは、
今日のテーマ「えのぐ」のじかんに。
今回は、なんとえのぐを作るところからの挑戦です。
まだ色をつけていないドロドロの液体を差し出します。
▼これなんだろう?触り心地はどうかな?一つ一つ確かめています。
正解は…
口にしても大丈夫な素材、片栗粉を煮たものでした^^
食紅をいれてみたら…
「卵みたい~!」と発言が。
この感触、確かに卵の卵白そっくりだなと驚きました。
新しい出会いの中で、子どもたちの今までの経験が引き出される瞬間があります。
自分たちでえのぐ作りに挑戦。
どんな風に色が染まっていくか、これも一つの醍醐味です。
ぐっと目の前の光景に集中する子どもたち。
えのぐと少し離れた距離にある模造紙に、「どうえのぐで描こう」
と考えている子がいました。
「こうしたらいいんじゃない?」
手ですくってパッとえのぐを落としていくおとなのアイディアが光りました。
「そうやって描くこともできるのか!」そう一緒にやってみる。
あそびの引き出しが増えた瞬間です。
手を使って、描く。同じことをしているはずなのに、
模様や形、色みが全然違ってくる。
その面白さに引き込まれていきます。
あそびが加速していきます。
「楽しい~~!」という大きな声が響きました。
これが、見たかった子どもたちのあそびに没頭する瞬間…。
もう誰にも止められません♡
足で踏んで感触を確かめて、身体全身で素材を感じます。
さて、その横でプラカップを片手に、
ボトルにひたすら入れて探求をしている子が。
やりたいと感じたことを繰り返し繰り返し、思うがままに。
この時代だからこその光景です。
できる色ひとつひとつの美しさに目が奪われます。
あれ…私があそんでいたボトルが…。
こんなシーンもありました。
子どもたちは「今」に夢中!
純粋な「これ楽しそう!」という気持ちからの動きで
見えない、気がつかないことが当然あります。
みんなで遊ぶ中でいろんなことが起きる。
そしてこの一つ一つが大切な学びになる。
「どうしようかな」
そう心の声が聞こえてきそうです。
すぐには声をかけず、じっと周りの大人が見守ります。
少し時間を経て
「貸してって言ってみる?」
そう声をかけてみました。
少し考えて、自分で切り替えて違うあそびをし始めました。
何か心によぎったことがあったのでしょう。
こういう積み重ねの中で、
自分がどうしたいか?
どう伝えたかったか?
そんな問いと向き合う経験を積み重ねて
子ども達は成長していきます。
どんな過程を踏んでもいいのです。
自分の心に問い、どうしたい、に従って踏み出してみる。
大人が「一緒に使おう」と間をとりもつのは簡単ですが
こういう瞬間こそ、子どもたちに沸き起こる過程やどうしていくか
をみんなで見守っていく…そんなことをこれからも大切にしていきたいのです。
▼壁にダイナミックに。たまらなく楽しいね。
▼迷いなく手を加えていく様子はまるでアーティスト。
クラスが終わった後に、0歳からずっと通っていた子が、
まだやりたいと言わんばかりに泣き始めました。
彼女の涙は何度か見てきましたが、
「まだやりたい!」「楽しかった!!」の涙に今までと違った彼女を見た気持ちになりました。
▼壁に描いた作品たち
あそびの中で、それぞれの子どもたちの今を何度も感じる瞬間があります。
「これまでと違った一面が見えた」とふと成長を感じたり
やっぱりこれが好きだよね~とその子らしさをかみしめたり。
あそびは子どもにとって生きることそのもの。
あそびを通して、子どもたちの今を知ることができる。
そんなことを改めて認識した今回でした。