17世紀のルイ14世の時代、フランスとイギリスが舞台の歴史ロマン、『ブルボンの封印』。
ドラマチックな物語に、鉄火面伝説がからみ、息つかせぬ展開に引き込まれます。
ブルボンの封印〈上〉 (新潮文庫)/藤本 ひとみ
最近この物語に、習作的作品があるのを知りました。
偶然手にしてびっくり!これは!!!
原作として関わっていらっしゃる、この作品です。
アリシア白の輪舞(ロンド)―鉄仮面の秘密 (講談社コミックスフレンドB (618巻))/はざま もり
『ブルボンの封印』が1992年。『アリシア白の輪舞』が1984年。
8年の間に、物語はこんなに熟成され、馥郁とした香りに包まれるものなのですね。
ま、漫画の原作はいろんな制約があるのでしょうが、それを鑑みたとしてもこの変化を見るのはとても面白いです。