世話になっている、

地元のバンド「オーナーズ」のベース、じゃいぴーさん

 

の、ことではない。

 

どうも。

 

時々考えてしまう、「ジャイアン」問題について。

 

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いや、ジャイアンって、たぶん

 

「ジャイアント」とかのジャイアンだと思うんだけど、

 

通常、いじめっこ、しかも圧倒的に強い主犯格を、

変なあだ名で呼ばない。

 

みんなにジャイアンと呼ばれ、しかも

「俺はジャイアン」と歌うまでに気に入っている。

 

これはどういうことなのか。

 

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私も体が大きいことで知られているけども、

実は自分ではその大きさを実感していない。

 

例えば隣の女の人、なんなら男の人より縦に横に大きかったとしても、

ちょっと、いや、だいぶ服のサイズが大きかったとしても、

 

なんだろ、ライオンとか、馬とかの方が、生物として大きい。

それよりは小さいと思うから、自分のことは特に大きいとは

思わないのだ。

 

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それでも、私は女子だからかも知れないが、背の順で後ろなのが

可愛くなくてイマイチ嫌だった。

成長がばらつく義務教育のころは、小さくても大きくても

なんとなく気にして、

「いじってくれるなよ」と思っていた(まあいじるんだけど)。

 

「普通」より少しでも足りないと、はみ出ると、いじってくる。

子どもの世界は安易で残酷で、シビアだ。

 

それをジャイアンは、あの若さで

自分は大きい、と自覚している。

むしろそれを誇って、丸いお腹で堂々と歩いている。

これはすごい。

 

しかも自らを、大きい奴だぜ~と名乗り、

周りのやつらにも呼ばせている。

 

人格者だ。

 

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同じことは、キテレツ大百科の「ブタゴリラ」

遡るが、ど根性ガエルの「ゴリライモ」にも言えるし、

彼らの方はもっとかなり、まあまあひどい。

 

これはひどいことをする奴に対する「報復」というか

見ているこちらへの、配慮というか、

必要以上に憎ませないようにする、手なのかもしれない。

 

ひどいあだ名で、溜飲を下げているのだ。

それで彼らは、憎まれずに済んでいるのだ。


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考え方を変えると、

話が通じず、理不尽に暴力を振るう事でしか、

コミュニケーションを取ることが難しい人を

変なあだ名で呼びつつ時に困りながらも

同じグループで遊び続けるという


人間関係の成熟を思わせもする。


そんな困ったやつなのに

子供じみたひどいあだ名で呼ばれても

怒ることはなく、

さらに、機嫌をとってくる舎弟までいたりする。


憎まれていない。嫌われていない。

 

 うーーーーむ。




 

今日はここまで。

 

 

ではまた。