東洋医学から見た体質と性格の関係

オーガニックライフをテーマとしたサイト【INYOUjournal】に東洋医学の体質と性格についての記事が掲載されました。

『あなたはどのタイプ？体が変われば心が変わり心が変われば人生が変わる｜東洋医学から見た鍼灸師が教えるタイプ別体質と性格・対策法』

https://macrobiotic-daisuki.jp/taishitu-183460.html

体質と性格についてはいつか触れてみたいと思っていましたが、分量が多すぎてblogではまとめられなかったんです。

記事を依頼された時にこちらから提案して、書かせてもらいました。よろしかったら読んでみてください。

blogの何倍もの文字数はありますが、それでも細かなことは省いていますし多分これ、五行論とか気血水といった東洋医学の基礎的な概念がある程度解らないと、解らないと思います　

そもそも生まれ持った体質(素因)と今の体質が同じとは限らないし、五臓も互いにぐるぐる影響し合っているから、私だって患者さんの体質を決めるに頭を捻ってしまうこともある。

要は、体質から性格が形作られているということ。

東洋医学では五臓のバランスが崩れると病気(未病も含めて)になると考えるのですが、同じようにココロも弱って、イライラしたりクヨクヨしたり。ココロが扱いにくくなります。

ココロを変えるのは簡単なことじゃないけど、カラダを整えることでココロが変わる。そして、ココロが変われば人生が変わる。

ということを、臨床の中でいつも感じているし、伝えたいと思ったんです。上手く伝えられないけど。

実際、超虚弱を拗らせて来院される患者さんは人生が楽しめなくて悲観的。

でも、体質改善して来ると意欲的になって、やりたいことを見つけて、忙しくなって…、そのうち来院されなくなります

だからうちはいつまでも繁盛しないけど、いいの。元気になって治療に来なくなるのは、ある意味、鍼灸師の醍醐味と思います。

ちなみに私は素因(両親からもらった体質)は根っからの肝虚で、基本は肝虚熱証で忙しく生活をしています。

ひとり治療院なのでふだんは心穏やかですが、一歩外に出ると周りがうんざりするくらい細かい仕事をします。完璧主義なので。そして思い通りに行かず常にイライラしてる

それでも、肝虚熱証でいるうちはいいのですが、働きすぎの傾向にあるので血がなくなり肝虚寒証や、その他の体質に変わって来ると具合が悪く、精神的にも沈んでしまったり自分でも扱いにくくなりますので、そういう時は慌てて鍼灸に駆け込みます。

それと。これもいつも話していることですが。カラダ、ココロ、スピリット。これは三位一体でどれも欠かせない大切なものですが、カラダをおろそかにしてココロにアプローチは出来ないし、ましてスピリットだけを高めていくなんて無理なんだよね。

疲れたら休む。ちゃんと食事をする。そうして体を整えれば、たいがいのことは乗り越えられると思っています。毎日を楽しく生きるヒントになれば幸いです