この数日、さくらももこさんについて患者さんとよく話しています。
ちびまる子ちゃんをリアルタイムで読んでいたりぼん(という人気の少女漫画雑誌)世代、また50代で乳ガン。みんな、思うことがあるようです。
私もガン患者さんの治療をすることもありその病気の、心身や生活に与える影響の大きさに悩むことが多々あります。
命に関わることもあり、以前は鍼灸が無力に感じていましたが、病気や治療の様々なタイミングで症状や、副作用の緩和に役立つこと、自然治癒力を高め全身状態を良くできること、西洋医学では打つ手がなくなった最期の時まで寄り添えること。
多くの理由で今は、自信を持って鍼灸治療を行っています。自由診療が基本ですが、ガンを対象とする民間療法のなかでは安価(というか常識的な価格)であるのも、大切なことだと思います。
私がよくお伝えしているのは、治療や養生の方法、金額も含めて常識的なものを選択してほしいということ。
身体を暖めたり、揉んだりさすったり。それが悪いわけじゃないんです。でもそれで治ると期待を持たせて、相場よりうんと高い金額で、何時間もかけて通わせるの、いつもおかしいと感じています。
食事療法も、野菜ジュースを何リットルも飲むことで食事が摂れなくなるのは、どうなのかな? 普通に考えたら、体に良くなさそうじゃない? という視点をなくさないでほしいんです。
過度な温熱療法や極端な食事療法で体力を落とすケース、たくさん見ます。一番大切なことは〝生きる力〟を失わないこと。
そのための方法は、ガンでも他の病気でも健常者であっても、変わらないものと感じています。
とはいえ、奇跡を願う気持ちは私も同じ。もしかして。と思うとなかなか治療の場で話せないこともあります。まるちゃんがきっかけで、話す機会ができたので書きました。
ちびまる子ちゃん、アニメになってほのぼのした感じになったけど原作はもっと、なんていうか毒があって子供心に異様な漫画だったよね。
患者さんと、りぼんについても盛り上がりましたが、その頃夢中になっていた作品が全然思い出せず。。みんなが覚えてたのが、まるちゃんと岡田あーみんという事実 恐るべしまるちゃんパワーです。
素晴らしい人生だったと思います。
ご冥福をお祈りします。
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