東洋医学に『冬病夏治』という言葉があります。
冬の病気は夏に治す。という意味です。
女性に多い、冷え性。
冬にご相談が増えますが、
実は、冬には治りません。
大切なのは夏の養生なんです。
陽気(身体を温める気)が活発になる夏に、
冷房や冷たい飲食物で陽気を押さえ込んでしまうと、
冬に陽気が足りなくなって冷えてしまうんです。
旺盛な陽気を運動などで、
適度に発散させるのは大切だけど、
過剰に冷やしてはいけないんです。
冷えで悩んでいる方、だけでなく、
女性の方はみんな、一年中気をつけてほしいのですが、
氷入りの飲み物、アイスは控えましょう。
もちろん、キンキンに冷えたビールも。
(優しめに書いたけどホントは禁止したい)
果物やヨーグルトなども、
食べる少し前に冷蔵庫から出して、
常温に戻して頂きましょう。
今はコンビニでも常温のペットボトルも扱っているし、
飲食店でも声をかければ、氷を抜いてもらえます。
たまに1/3くらいの量になって出てきますが、仕方がありません。
こういう話をすると、「でも美味しくない」とか
「だって我慢出来ない」とか云われることがありますが、
そういう方は、ずっと困っていればいいんです。
養生はしたくない。でも身体は良くなりたい。は、ナシですよ。
不養生が好きなら、体調不良に甘んじるしかないよね。
(あ、自分にも言い聞かせています)
養生に“でも”“だって”は通用しません。
直接冷えを感じていなくても、
月経痛、月経不順、経血量の過不足などが思い当たる方は、
子宮が冷えているのかもしれません。
もちろん不妊症の原因のひとつですが、
最近はみなさん気をつけているのか、
全身冷え冷えの方はお目にかからなくなりましたね。
(その代わり増えているのは、交感神経優位のピリピリ型)
治療院では、日頃気をつけてほしい養生を、
適時お伝えしているつもりですが。
あっちを注意しても、こっちが漏れる…。
冷たいものは摂らないけど、
冷房のなかで素足でいたり。
シャワーだけで済ませていたり。
髪の毛が濡れたままでいたり。みたいな。
患者さんとお話していると、
「えー! そんなことやってんの」
とビックリすることがいっぱいあって、
自分の詰めの甘さが情けなくなりますが、
ブログでも折に触れて伝えていこうと思います。
冷えは万病の元。
ひっくり返せば、
冷えをなくせば万病を遠ざけられるってこと。
暑さが本格的になる前の今がチャンス。
今年の冬に向けて体作りをしましょう。
7/16(月祝)ヨークカルチャーセンター八柱
『夏の養生とお灸』第2回では、
夏の養生にオススメのツボとお灸をお伝えします
↑よろしかったから、ポチポチッと。
女性のためのセルフケアを開催します
『夏の養生とお灸』(2回)
①6/18(月) 「夏の養生とお灸の基礎」
②7/16(月祝)「体質ごとの夏の養生灸」
各10:30〜12:00 *1回のみ参加可
お問合せ、お申込みはこちら
ヨークカルチャーセンター八柱
http://www.culture.gr.jp/detail/yabasira/
tel.047-385-2321
http://www.hanako-do.jp
千葉県松戸市上本郷3196
パインツリーコート301
tel.04-366-8656
JR常磐線各駅停車北松戸駅徒歩10分
新京成線上本郷駅
松戸新田駅より各徒歩10分