いろいろな患者さん、いろいろなケースがありますので
体験談はあまり書かないようにしているのですが。

今日はびっくりしたのと嬉しかったので、
患者さんにお願いしてしまいました。
治療を開始した1年前からの基礎体温表です。

1年前(上)と、最近(下)の。比べて見て下さい。
Pb150428

Pb150434

1年前はとにかく上下動が激しい。
精神的に不安定で、情動が激しい方の特徴的な基礎体温です。
お手本のようです。

あと、数字がしっかり写っていませんが、
35度前半という低い日がたくさんある。

この2点から、血の不足、肝気が鬱っしている。
というのが読み取れますが、
ここまで乱れている体温もちょっと、めずらしい。
心身ともに辛い状態で来院されたのが伝わります。

そして途中は省きますが、半年くらいからは低温期も
安定して36度を超えるようになり、2層を描く月もあります。
まだ改善の余地はあるけど、グラフ全体が持ち上がって、
明らかに良くなっているのは一目瞭然ですね。

この患者さん実は、婦人科疾患の治療ではないのです。
なので基礎体温をつけていることは今日初めて知りまして、
診せて頂いたら、どんどん良くなっている。
そしてもうひとつ大事なのが、それとリンクするように、
病状も安定してきているということ。
(病歴が長いのでまだ加療中)

はなこ治療院の特徴なのだけれど、
この患者さんに限らず、痛みの主訴は少なく、
体質改善や精神、内科的疾患という
一回一回の効果が感じづらい治療を、
何ヵ月、何年という単位で続けています。

患者さんの根気がなければ成り立たない治療ですが、
私も患者さんの脈やお腹や表情など、
わずかな変化だけを頼りに治療をしていることもあり、
そうした治療がこうして、目に見える結果になると、
しみじみ嬉しい.。
この治療は間違っていなかったんだ。って。

相変わらず。というか着々と、刺激量が減ってきているけど、
たまに鍼本当に打ってるの?とか疑われるけど、
何かしら効いているようで良かった(笑)。

でも、鍼ってすごいよね。
鍼灸師が云う台詞じゃないけど、改めて思います。


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