白檀 縦9㎝の少し大きめの香合仏です。



神護寺は京都右京区嵐山の近くにあります。
金堂に薬師如来のご本尊がすっくと立っておられます。
そのお顔は少し厚い唇をグッと一文字に結び眼光鋭く全ての病魔を退かせる様な迫力があります。

その様な少し厳しいお顔の香合仏にさせていただきました。


光背はいつの頃からか、円の部分だけを残して、欠損していますが、全体に雲光背を彫らせていただきました。


写真で見るよりも素晴らしいと言っていただきとても嬉しく思っております。

神護寺の薬師如来像はただ今、東京国立博物館にて来月初旬開催予定の展覧会に出張中で神護寺に帰ってこられるのは、秋口になる様です。

創建1200年記念
特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」