93歳生き抜いたね③
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続き
私「看護師さん、口の中が乾燥しているので、綺麗にしてあげてください。お願いします。」
と言って、施設をあとにした…
翌日、
ほぼ眠れずに朝を迎えてしまった。
お昼になっても
施設からは連絡がなくて、
もどかしさもありお母さんに、
私「おじいちゃんのところに、面会に行こう!」
母「昨日行ったし…」
いやいやいや!行くべきだ‼️
と、施設側のことを考える母とじいちゃんに会いたいと言うワガママな自分の気持ちとで、お母さんに強い口調になる。
母「じゃぁ、施設の人に確認してみるね」
できる限り、おじいちゃんを1人で…
1人でおわりを迎えてほしくない…
母「今、電話で聞いてみたよ。酸素も3リットルに下がったって。面会は、今日は16時からで大人2名までなら大丈夫って」
まーた施設側の都合じゃん💢
と思いながらも、感謝しないといけないんだな。
と、、、16時に面会できた。
昨日よりも、反応はよくて、目も明けられた。声は出ないが、質問にはうなづいたり横に首をふったりしてくれた。
この2日後の朝に、
おじいちゃんは空に行ってしまった。
2日後の朝6時に、
母親に施設から電話があり
施設「かなり、危険な状態です。今すぐに来てください」
母「わかりました」
急いで支度して、母の兄弟に連絡した。
私は、ぎぃちゃんもひぃくんも寝ているので、後で行くと言い残し、祈った。
母「もぅ、ダメかもしれないけど連絡するから。いちを孫たちに連絡しといてくれる?」
と頼まれた。
6時58分
ゆっくりとおじいちゃんは、空に行ってしまった…とても、とても穏やかな表情をしていて、今にも起き上がりそうであった。
きっと、施設の人がそれだけ丁寧に対応してくれていたのだと感じた。
ありがとうおじいちゃん
93歳まで長生きしてくれて
ありがとう
おばあちゃんと仲良くしてね^ ^
4日後に家族葬をしたのだが。
その中に、鶴を何羽か折った
姪っ子ちゃんたちは、
おじいちゃんに手紙を書くと意気込んでいた。
いざ、
おじいちゃんが寝ている周りに鶴や花をおき
最後に手紙をおいた
私の母が
「ん???これは…」
まさかまさかの、
母親の美容院でリフトアップした領収書に手紙を書いたのであった。笑
今まで、どんよりだったのが
一気に爆笑へ
きっと、
こんなお葬式ないよ!
とおじいちゃんも笑ってくれているかも
完