先日、三○七号室のオジイサンが、買い物から帰ってきて、
すんなりと部屋に入りません。部屋と逆の方向、私の前を通って
奥まで行きましたが、そこに自分の部屋などありませんから、
荷物を置いてキョロキョロとし、内心、「早くいかねぇかなぁ?」と
言った様子です。
何か、マンションの前をウロチョロウロチョロするのがよくわかるのですが・・・
たまたま、ベランダに出てきたときに覗いたら、背中に傷のような赤いものがあり、
50代とか思っていましたが、すでに六十代いってるかもしれない男でした。
でもしかし何故皆さん同じオーラなんでしょうかね。
老いも若きも男も女も同じオーラで、そこに顔がくっついている感じで、
覚えにくいと言うのか印象がみんな同じ…というのか、個人としては
印象が薄い。
いや、ない。
というか・・・
ずいぶん前に、私がブス不細工を連発するので、
可愛いのをとつれて来たのか、ワザワザ見せてくる
実行部隊がいましたが、可愛いかったように
思ったのですが、実は覚えていません。
強烈に怖い顔の女、それも怖い顔は覚えていても
具体的にはすでに忘れてしまいした。
私の記憶力の問題でしょうか・・・いや、顔は覚えているんですよ、
多分・・・何度か見たら、分かるかもしれませんが、
血なまぐさいにおいが前面に出てしまって、
印象どころではないというのか・・・そんな思いは私だけですか?
カラカラに枯れた枯れ木のようで、血なまぐささを香らせている
嫌がらせ実行部隊といった印象以外に、きれいでも可愛くても
あんまり意味がないというのか・・・
でもね、実行部隊はこういわれると喜ぶんですよね、きっと。
工作も張り切りますよ。印象が薄いとか、血なまぐさいとか
顔が怖いとか、ハゲがやってくるだとか…それは、彼らに
とってはほめ言葉なんでしょうかね。
工作員は実はあんまり頭のいい人ではないのではないかと言うのが
私の感想です。そしてある意味自分の馬鹿を知っていて、ここでしか
生きられないと自負していると言うことなんでしょうか。