自分が欲しいものを

既に手に入れている誰かを見て

ぐわーっと湧き上がる感覚を感じた時

無意識のうちに、

「羨んではいけない」

「羨んではいけないから、欲してはいけない

欲してはいけないから、

 

欲していると感じてはいけない」

という高速の自己対話(セルフトーク)が

行われている。

これは、もう、高速の自動運転で行われるから

気がつかないほどなんだ。

だから、気がついてあげる必要がある。

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誰かを見て

ぐわーっと湧き上がる感覚を感じた時

その体感を深く、深く感じ抜いてあげる。

その時に、その体感の

言語化をしないことが重要で

「羨ましいんだね」とか言った瞬間に

判断やジャッジをする左脳が

働き出してしまって

私たちは、体感を深く感じることが

できなくなる。

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だから、言語化はせずに

体感だけを感じることに意識を向ける。

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例えば

体の中心にマグマのような塊があって

その塊がぐわーっと湧き上がってきて

少しずつ大きくなっていくような

感覚をただただ感じる。

そうすると、

その塊は、

灰の様に燃え尽きて

段々と消えて無くなっていく。

その塊のような体感が消えて無くなるまで

深く感じることが重要なんだ。

そこまで自分の感覚を感じ抜いてあげると

今度は、安らぐ感覚が生まれる。

こうして「欲求」を感じる感覚を育ててあげると

安心して過ごせる時間が生まれる。

誰かを見て

「羨ましい」とか

「面白くない」とか

「妬ましい」とか

考える時は、

自分の感覚を深く感じ抜くことを

最初からしてあげていない時のサインなんだ。

だから、体感に気づいてあげて

深く感じ抜くことをしあげてね。

体感に集中するために

胸に手を当てても良い。

カフェでもどこでも人目がある場所にいても

そうしてあげていい。

人は、自分を大切にしている人を見ると

安心するから

優しい眼差しで見守ってもらえる。

だから、

安心して

自分の感覚を

深く感じ抜いてあげる。

その回数が増えると

安心して過ごせる時間が増える。

この安心感が

「自分は無条件に愛されている」という

 

実感なんだ。

人は、この安心感を感じている意識状態で

一日の多くの時間を過ごしたいと考えながら

生きている。

この安心感は、

欲しいものを手に入れなくても

自分の体感を深く感じ抜いてあげることで

実現できるんだ。

こうやって、一緒に、自分の感覚を

感じる練習をしていこう。

そして、私たちは

安心して今この瞬間を過ごすことができたら

本当は、それだけで幸せなんだ。